映画より明快で分かりやすい。おすすめ度
★★★★★
映画だと色々と「なんで?」と思うような事象が多かったですが、
こちらはとても分かりやすいです。
基本的には「荒れ地の魔女v.s.ハウル」です。
映画にあるように、ソフィーが若い見た目と年寄りの見た目の間で揺れる事もなく、
ラストも明快にわかりやすい。
またソフィーとハウルの毎日の生活が面白く描かれています。
映画の時間枠で苦しいアレンジなんてしないで、
ハウス名作劇場みたいな感じで、時間をかけた映像化をして欲しいと思いました。
映画を見て「これ本当に面白いのか?」と疑問を感じた人には特にお勧め。
原作は面白かったです。
一気に読めました。おすすめ度
★★★★☆
映画を観てから原作を読みました。映画との違いを比べながら読んだり、映画では描ききれていない細かい部分も原作を読むと納得できたりしておもしろかったです。設定が大きく違うのは戦争の比重で、映画の方が社会的メッセージ性が強いみたいです。
ハウルやソフィーのキャラクターは、原作の方がダメなところがはっきり描かれていておもしろいです。ハウルは根っからのプレイボーイで面倒なことはのらりくらりとかわすし、ソフィーは思い込みが激しくてやきもち焼き。でもそこが人間らしくて親しみがもてます。
謎解き的な面もあるので、続けて2度読んでも楽しめました。
面白かったですよ〜おすすめ度
★★★★★
映画も原作も面白かったですね〜
ただ原作の方がよかったです...我が家的には...
原作のハウルのほうが軟弱さがウケましたね〜
今でも時々読んではウケてます('д`)
概要
インガリーの国では呪文や見えないコートや7リーグ靴は日常のこと。といっても、「荒地の魔女」とくれば話は別だ。 この50年は何ごともなく過ぎた。しかし、魔女が再びこの国に災いをもたらそうとしているというウワサがあった。だから、動く黒いお城や4つの細い小塔から黒っぽい煙が地平線に現れたとき、誰もが、魔女がやってきたのだと思った。ところが、そのお城は魔法使いハウルのものだった。ハウルは若い女の子の心を吸い取るのが好きだという。ソフィア、レティ、マーサのハッター姉妹はもちろん、女の子たちはみな、危ないから1人で街を出歩かないようにと注意される。だが、それはほんの始まりにすぎなかった。
この壮大なファンタジーのジグソーパズルの中では、見た目とは違って、人も物も平穏ではない。運命はもつれ合い、自分が誰かもわからなくなり、恋人たちは大混乱。「魔女」がハウルに魔法をかけたのだ。はたして、その魔法を解くカギは有名な詩の中にあるのか? ハウルのお城に入るソフィー・ハッターの身に何が起こるのか?
ダイアナ・ウィン・ジョーンズのうっとりするようなファンタジーはいつも驚きでいっぱいだが、魔法使いどうしの激しい最後の闘いが終わると、魔法のように何もかも元のさやに収まる。