人間とは、生き続けて、豊かになる おすすめ度 ★★★★★
人は、一度 たとえば虐待のような理不尽な境遇にたったことがあると、その体験がこれからもあって当然だ と考えるようになる。
とこの本には、記載されている。
また、愛されていない現実、人は利己的になることもある。それらの困難に対して
絶望したとしても、現実を受け入れることに対して、 抵抗はある。しかし、諦め、受け入れて、回復する。
このようなことは、実際に私自身の身に起きた。
この本を読んだのは、実体験をより深く理解したいがためではあったが、
私は立ちあがった後、読んだことになるが、深く同意できた。
この本を絶望している時に、読んでいたら 苦しみすぎずにすんだかもしれない。
そう思う。
愛されていなかったと思う人、愛されていないと思う人、絶望している人。
他人のあまりの残酷さに、現実逃避したくなるほど、泣いた人。
著者である加藤さんは、困難から立ち上がった人間です。
決して、最初から 健康な心の持ち主ではなく、心に悩みを抱えている人でした。
だからこそ、私は厳しくとも 本当に立ち上がってほしいのだ という著者の心に感動しました。
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