僕は君たちに武器を配りたい
書いてあることは至極当り前で、非常に読みやすい。しかし、閉塞感あふれるビジネス社会に身を置いている人は、すでに理解していることばかり。また、最近のビジネス本と根底に流れるもの(自分で考え、自分で判断し、自分でリスク管理を行う)は変わらず、同様の本をお読みの方は、既視感を感じてしまうだろう。(そのかわり早く読めます)ただ、この手の本を読んだことのない学生さんにはおススメ。おじさん達が居酒屋で愚痴っている理由が少しわかると思います。
Zawameki 10 Dancing for the Kingdom
スムースジャズ・ファンにとっては、何が何でも聴きたくなる垂涎の1枚がこのアルバムである。LAの豪華メンバーと日本語クリスチャン・ミュージックがここまで爽やかに解け合った作品は、他に類を見たことがない。ジョナサン・バトラーのワーシップ・プロジェクトもこの作品に近い方向性を見せているが、これは、ちょっと隅に置いておけない逸品であると私は思う。ぜひともオススメしたい。
武器としての決断思考 (星海社新書)
全く著者のことは知らなかったが、巷で噂になっていたので読んでみたが、裏表紙に書かれている著者の略歴を読む限り、あまり好きになれそうなタイプじゃない。でも、結構いいこと書いている。
エリート臭ぷんぷんで、自分が大学生の時はダイキライなタイプの先生だけど、しかし、そういう先入観を取り除けば書いてあることはいたってまとも。というか、それ以上に、日本の学生が、いや学生だけでなく社会人も苦手な、論理的な思考力や議論する力の大事さを教えてくれる。
自分が大学生の時は、ディベートという言葉はあったけど、それは本書でも書かれてるように「朝まで生テレビ」での議論こそが、議論のように言われていた。そういう意味では、若いうちにこういった本に接することができる若者たちが非常に羨ましい。
でも、実際の世の中はこのとおりにはいかないよ。って言うことを社会に出て20年の自分は言いたい。「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」で決まる会議。とても議論とは言えない会議で決まる意思決定。おそらく、これからそういう自体に直面することが多いだろう。
たしかにディベート能力は武器になるが、それだけに頼っていては勝負には勝てない。また、かなり諸刃の剣になるのが目に見えてる。理屈が通じない人たちをいかに説得するか、それこそが本当の武器のような気がする。
でも、刺激的で面白かったよ。
Zawameki11 Over All Nations
待ちに待ったZawameki11! 特に自分が好きなのは、「国を越え 言葉を越え」で、ライブで初めて聴いたとき感動しました。今、世界が必要としている気持ち…そんな気がします。
元気を与えてくれる、時には静かな気持ちで、また楽しく、勇気と希望を与えてくれる曲が沢山。
音、リズム、言葉…それぞれが高いレベルで一つになって、心地よい世界を作っているような…Praise the Lord!
futo―Kiyokawa Asami×Takimoto Mikiya×Morimoto Chie
独自の完成と手法で、あらゆる媒体でアクティブに
活動をつづける清川あさみサンの作品集です。
彼女の独特なあやうい温度感にこころ魅かれ、手に入れました。
いまでもたまにみかえして、色々なモノを得させて
もらっています。。
この作品集では、彼女特有のそれぞれの温度感や色味は、
写真家の滝本サンのフィルターを通して、冷たくひんやりとした
トーンで統一されていて、いまみたいな蒸暑い時季には涼しめて
いいでっす。また装丁も凝っていて、小さなギャラリーのようで
ワクワク感をひどく掻き立てられます。
ただ妙にこぎれいにまとまっているなーとゆう印象で、清川さんらしい
気迫みたいなモノを感じることが出来ない。というのも事実でした。
勿論、作者自身それを意図したのだと思いますが、
もっとフラットで、カジュアルに楽しめるような本も今後
発表してもらいたいです。