あなたの苦手な彼女について (ちくま新書)
もうすでに解決されたようで、実はまだ全然解決されていないようにも思える問題というのが
ある。そういう解決したかどうかすらが曖昧な問題というのは、概して難題であることが多い。
「男女差別」というのは、まさにその典型ではないだろうか。
フェミニズムや女性学会というのが厳然と存在する一方で、「フェミニズムの思想的役割は終
わった」と公然と宣告する識者も少なからずいる(内田樹、高橋源一郎など)。僕は後者の論
の存在を、前者は安易にネグレクトするべきではないと思う。
なぜなら、このように問題としての未だ成立するかどうかの「存在論」が争われることそのも
のに、この「男女差別」の問題としての特異性が秘められていると、僕は思うからだ。
本書、『あなたの苦手な彼女について』はずばり、この「問題としての曖昧さ」に視線を向け
た書だと僕は解釈した。
男は、「女」を差別なんかしてません。その逆に、大切にしようと思います。でも、この「女」は、
「自分の恋愛の対象にしたいと思う女」だけです。そこからはずれたものは「女」ではなくて、
ただ「どうでもいい」なのです。(…)男にとって「男女平等」は、「胴でもいい女をどう位置
づけるか」でしかない(本文より)
きわめて「身も蓋もない」に当てはまるその論考だけれどそれでもなお、こ問題の核心を突い
ているように読めるのは、単に僕が男だからにすぎないのだろうか。本文では、このテーゼを
前提とした深遠な論考が展開される。
筆者独特の理屈と屁理屈が交錯したような単線的な思考は、読みこなすには苦労が必至。
おそらく、それをものにするには一読だけではすまないはず。
Reunion-GONZO Compilation 1998~2005-
1998年から2005年までのGONZOのアニメのOP、EDがほぼ網羅されています。
青の6号、メルティランサー、ゲートキーパーズ、ヴァンドレッド、ファイナルファンタジー:アンリミテッド、
SAMURAIGIRL リアルバウトハイスクール、ヴァンドレッド the second stage、
i-wish you were here-、フルメタル・パニック!、ゲートキーパーズ21、
戦闘妖精雪風、超重神グラヴィオン、キディ・グレイド、最終兵器彼女、
カレイドスター、LAST EXILE、GADGAUARD、クロノクルセイド、PEACE MAKER 鐵、
超重神グラヴィオンツヴァイ、爆裂天使、SAMURAI 7、砂ぼうず、巌窟王、
トランスフォーマーギャラクシーフォース、バジリスク 甲賀忍法帖、
トリニティブラッド、
以上のアニメが収録された3枚組のデジパック仕様です。
GONZOファンなら買うしかないでしょう!!
僕の彼女を紹介します(DVD付)
音楽もなかなかいい感じで、各々のシーンを盛り上げてくれます。特に風車が回るシーンでのX JAPANの「Tears」は感動ものでした。韓国映画なのに日本の歌が流れ、また曲がそのシーンにぴったり。ただ他の方も書かれているように、「Tears」のオーケストラバージョンがこのサントラには含まれていないことです。(なのでマイナス星一つ)でも、最近になってこのオーケストラ版を入手できて、まさに完全版になりました。もし今でも、「Tears」オーケストラバージョンを探されている方は『YOSHIKI presents「Eternal Melody」』にこの曲が入っていますよ。
Kare Kano Volume 1 (Kare Kano (Graphic Novels))
中学時代からハマり始めて、今も楽しく読んでいるカレカノ。
ドイツでダイスキ!という花とゆめの雑誌が出ていたとは知っていたけど、まさか日本で読めるとは思いませんでした。
カレカノ、英語でも面白いですねーーー!!
日本語でここどうやって訳すんだろう??と考えていたところが、うま~く英語で説明してある。
日本語ではただうめき声だったところも、簡潔に英語で台詞が書いてある。なるほど、こういう解釈の仕方もあるのかと、違う見方でカレカノを読むことができました。
しかし…ここが違うかな、訳。
「うわべばかりとりつくろってきて、優等生のフリをして、本気で人とつきあってこなかった私は…」(日本版)
↓
「うわべばかりとりつくろってきて、優等生のフリをして、本気で男の人とつきあってこなかった私は…」(海外版)
ちょっと違うよ!ユキノンが恋愛に苦労している人みたいに…
他にも日本人にしかわからない有名人や歌手がちょっとすみっこに説明ついてて面白い!
ぜひおすすめです。
(ちょっと無理やりな訳もあったので、星はよっつです)