アストロボーイ鉄腕アトム オリジナル・サウンドトラック・スコア(音楽:吉松隆)
はじめ、この番組の音楽を吉松氏が担当していることを知らずに、子供とテレビを見ていて、アニメらしからぬサウンドトラック(無調っぽいピアノの旋律や、木管、特にファゴットの活躍、印象深いハーモニーetc)にただならぬものを感じ、誰の仕事かな?と思い、調べてみればなんと!私の今一押しの吉松氏じゃないですか。聞くところによると、あの有名な「鉄腕アトム」(作詩:谷川俊太郎・作曲:高井達雄)の「たんたんたたんたたーん」の主題は、著作権か何かの関係で使えなかったそうで、あの、アトムの代名詞のようなテーマがある中で、それを知る世代を納得させるアトムの主題を作るなんて絶対無理!ところが吉松氏はそれを、いともなげにやってしまった!驚愕!確かにこれはアトムのテーマだ。劇中で、各曲が効果的に使用され、各主人公の主題が見え隠れする、クラシカルな手法が炸裂!このCDにはおさめられていないが、ZOONの歌う主題歌(一応協作となっている)の第2ヴァースのハーモニーなんか実に効果的。話をもどして、このCDでも吉松節は随所で炸裂!特に二曲目の「アトムのワルツ」や八曲目の「ウランのワルツ」などは、雰囲気が吉松氏のシンフォニー第4番を思いおこさせる、21世紀の子守歌。近頃は番組を見ていても、音楽ばかりに耳がいってしまい、ストリーが追えなくなっちゃう始末。本末転倒もいいところ。これを聴いて吉松に興味がわいたなら、クラシックを聞いたことがない方も是非その他の吉松作品もお勧めします。
鉄腕アトム DVD-BOX(3)~ASTRO BOY~
手塚治虫は生前この作品を否定するコメントを再三出しています。それがあらゆる本に引用されたりしているので、アニメのアトムに否定的な方も多くおられるでしょう。
でもそんなことは作品そのものの価値には全く関係ありません。このモノクロ版、鉄腕アトムが好きな人ならば是非見て欲しい。
特にこのBOX3は素晴らしい作品が目白押し。原作には無いオリジナルの作品が大半です。唯一の難点は作画ですね。セル画の使いまわしが多い・・・・・
でもこのBOX3の時期に入ると初期の紙芝居のような状態からはかなり改善されています。アトムの絵柄もとても可愛いです。
特にお薦めは深夜のデパートで人形たちが踊り出す「夜の勇士たち」、アトムの切ない人間への憧れが垣間見える「幽霊船」「夢見る機械」、ファンタジックな「新かぐや姫」、コバルトが兄として初登場する「コバルト」
そしてアトムとお茶の水博士の絆や家族の愛情、それに加えてアトムのヒーローとしての悲哀をも描いた今作品屈指の名作「ラフレシア」です。
鉄腕アトム&ベスト・ヒーローズ 手塚治虫「壁紙」作品集
アトムやジャングル大帝にリボンの騎士と他2作品、お馴染みの手塚作品が50枚も入った壁紙ソフトとは、太っ腹なソフトです。
価格もリーズナブルで購入しやすいし。
毎日使うパソコンだからこそ、自分流にデスクトップをカスタマイズしたい人にはオススメです。
わたしは、もちろん毎日アトムで元気百万馬力!ってとこです。
アストロボーイ・鉄腕アトム Vol.2 [DVD]
アトムと天馬博士との親子関係というかなんというか複雑な関係は、最終話のEPISODE50にまで持ち越される、この『ASTRO BOY 鉄腕アトム』という物語の核心部分だと思います。私は天馬博士とアトムのエピソードが見たかったので天馬博士が出ている巻を買っていたのですが、このVOL.2のEPISODE6:「アトラス誕生」とEPISODE7:「アトムvsアトラス」はものすごく詳しく描かれていて大満足です!!おまけにEPSODE8:「ロボット超特急」がすごい。アトムがけなげで、頼もしくて、しかも手に汗握る展開にハラハラして気持ちが昂り涙がでました。(笑)とにかく密度の高い巻だと思います!!