幕末機関説 いろはにほへと 巻の一 [DVD]
最近のアニメは、キャラクターありきのストーリーが多いですがこの作品は違います。しっかりとしたストーリーが土台となって作品が出来上がっています。つまり、最近多い序盤にキャラの設定についての説明、それから設定を理解していることを前提としたストーリーという構造にはなっていません。登場人物の心情や背景は物語を見ながら自分で読み解いていく必要があります。それゆえにキャラクターもので育った人は物足りないかもしれませんが、私は大変気に入っています。なぜなら解釈の仕方に自由があるからです。
本来、人の解釈の仕方は十人十色であるはずなのに、キャラクターものの作品は「○○は熱血漢」とか「○○の行動は正義」とか勝手に決め付けてそれを押し付けてきます。しかし、この作品は、見た人間が好きなように解釈することができます。物語というのはそうあるべきだと思います。
それにキャラクター重視ではないので、主人公が適度にヘッポコで緊張感があります。「永遠の刺客」という格好いい肩書きを持ちながらも、いきなりピンチだし、多勢に無勢だし・・・。だからこそ、主人公が活躍すると興奮します。
深いながらも予備知識なしでも楽しめる作品なので、アニメ初心者から玄人さんまで幅広く楽しめる作品だと思います。お勧めです。
僕はまだ何も知らない。(初回限定盤)(DVD付)
私は「アンインストール」で初めて石川さんという存在を知り、「アンインストール」に惹かれてこのアルバムを買いました。
とても美しい歌声と、そして「アンインストール」以外の曲の第一印象は、良く言えば「日本のポップスとして馴染みのある聴きやすい平易な」悪く言えば「平凡な」メロディラインというものでした。しかし心のどこかに何とも言えない違和感が残りました。そして何度も聴くうちに、その違和感の正体の一つに気がつき驚きました。
「ラブソングが一曲もない!?」
歌詞の解釈次第のところもありますが、はっきり単純に恋愛の歌だと言いきれない歌詞の曲ばかりです。というよりも歌詞の解釈が一筋縄ではいきません。例えば一曲目の「Vermillion」ですが、確かにVermillionという単語自体の意味は英和辞典を引けばわかりますが、それが「血」のイメージをも暗示しているというのは、よくよく歌詞を考えて聴いていなければ気づかれにくいところです。
そしてこの歌詞が極めて重く深いのです。生と死、切なさ、苦しさ、優しさ。深すぎて1回さらっと聴いた程度では歌詞の意味がわからず、そして歌詞カードと睨めっこして何度も聴き返すうちに、私はその精神世界の深みにはまってしまいました。変な喩えかもしれませんが、一般のラブソングを「わた菓子」に例えるならば、このアルバムの曲は、噛めば噛むほど味の出る「スルメ」のようなものです。一聴しただけでは良さがわからなかったのに、何度も聞けば聞くほど、心を捉えて離さなくなりました。
美しい歌声と聴きやすいメロディだけ考えれば、BGMとして聴くこともできるアルバムです。しかし歌詞は平易ではありません。いや、この歌詞だからこそ美しい歌声と平易なメロディラインでなければ、精神的に持ち堪えられないのかもしれません。そしてそういう意味では、このアルバムの中で唯一、一聴しただけでその凄さが伝わる独特のメロディやアレンジをもった「アンインストール」に関しては、もはや別世界に行っているようです。
そしてすべての曲において、一曲一曲の歌詞がわかればわかるほど、私はその高い芸術性に陶然とさせられました。一聴のみで人の心を掴んで売れるかどうかが問われる日本の音楽業界の中で、何度も聞き返さないとその良さがわからないような商業音楽離れした曲。そんな曲を日本の商業音楽の中で敢えて生み出し独自の活動をされている石川さんという存在に、私はこのアルバムを聴きながら畏敬の念を感じざるをえませんでした。
愛の剣
見てます、全部。
そしてDVDまで予約。
これぞまさにヲタク!
と、まぁ一言で言えば「最高」です。
この楽曲も、EDとして本編の余韻を引き立たせてくれますね。
騙されたとおもって買ってみてくだせぇ。
幕末機関説いろはにほへと 幕末活動絵巻物
ネットアニメの幕末機関説いろはにほへとのファンブックです。
内容は本当に完璧だと思います。
キャラの設定画はカラーと白黒の両方があり、目立たなかったキャラについてもすべてのっています。
それに1話から最終話まで全部の解説が各話設定までつけてくれてあります。
史実の歴史年表と日本地図での解説もあるので歴史が苦手な方にもわかりやすくなっているかと・・・
声優さんや監督などのインタビューもありますし文句ナシです。
いままでいろいろなファンブックをみてきましたがここまで丁寧で見やすいものは初めてで正直とてもおどろきました。
いろはファンなら即買いの品だと思います!!
ちょっと欲をいうと、一枚だけでなくもっとコザキユースケさんの書き下ろしがのっていてほしかった・・・
幕末機関説 いろはにほへと 巻の三 [DVD]
幕末機関説いろはにほへと、という名のとおり幕末のお話です。歴史物が好きな人にはたまりませんっ。史実と虚構のバランスもすごく良い!
主人公秋月耀次郎さんは浪川大輔さん、坂本竜馬は山寺宏一さん。など、魅力的な声で魅せてくれます。キャラデザはコザキさん。音楽も素敵です。
良いことづくめで、ぶっちゃけ私が今まで見たアニメの中で最高のものだと思います!
見なきゃ損ですよ〜。Gyaoで放送しています。
アニメが好きな人はもちろん、時代劇が好きな人にもお勧めです!是非見て、はまってください!!