Naked City
当時、この作品の主役であるジョン・ゾーンその人については何も知らず、私の好きな元ヘンリーカウのフレッド・フリスが参加している、かなり激しい音楽というだけで買ってしまいました。
買って大正解でした。この作品に限らず彼の夥しい作品群を一般のジャズ、ロック・ファンに薦めるつもりは毛頭ありません。
しかし、この「ある意味オールスターなメンツ」による確かなテクニックに裏打ちされた、激しさとスピード、秒殺感はたまりません。ジャンルは違いますが、当時(1990年前後)のスレイヤーやナパームデス、カーカス、デヴィン・タウンゼント等の作品と並ぶ私の愛聴盤です。
結局自嘲気味に言わせてもらえば、このアルバムを心底楽しめるのは、原理主義的なロックやジャズファンではなく、スラッシュ・メタル、フリー・ジャズ、オルタナ、ノイズ・インダストリアル、サイケ、あるいはかつての日本映画(特に石井輝男作品)やコミック(丸尾末広さん)、演劇・舞踏(土方巽、唐十郎、寺山修司)、ある種のビート文学(セリーヌ、バローズ、ピンチョン)等サブカル好きで生真面目な、往年の由緒正しい「プログレ・ファン」だけでしょうね。
この人の日本の60年代アングラ文化へののめり込みは相当なものだったにちがいありません。
90年代私は、東京・池袋の某中古レコード店でいつものようにアナログレコード(主に歌謡曲と演歌)の物色中していました。ふとすぐ後ろで談笑する外国人を見ましたら、なんとジョン・ゾーンとビル・ラズウェルでした!
このコミック・ジャケも悪くないが、やはりオリジナルの、殺伐としたモノクロの銃殺ジャケが良い。こっちの方が内容に近いのではないだろうか。
Flash Point
1曲目の、聴くものをグイっと惹きつけるゾクゾクする展開から
2曲目以降さまざまなに表情を変え、
ピアノという楽器の可能性を最大限に引き出して見せてくれる。
さまざまな音楽のスタイルとさまざまなピアノの表現が融合した
新しい音世界は、クラシック、現代音楽、テクノ・・・というジャンルで語ることは
あまり意味がないのかも知れない。
一人の独創的なピアニストの作品と呼ぶことさえ。
矢沢朋子という楽器を操る
矢沢朋子という表現手段を凝縮した作品
と呼んだ方がいいのかも知れない。
Flowers of Romance
このアルバムによって既存のロック・イデオムは全て解体されてしまった。セックス・ピストルズ時代に「ロックは死んだ」と発言したジョニー・ロットン=ジョン・ライドンは、ロックの死を体現しつつ実行したのだ。コンテンポラリー・ミュージックの歴史に於いて一つの指標となるアルバムに間違いない。
このUK盤CDには、「Another」他のシングル発売の音源がおさめられている。同タイトルのCDの中では、これらのボーナス・トラックを収録したUK盤がお勧め。
デッド・ゾーン シーズン1 コンプリートBOX [DVD]
けっこういい。
主人公は教師。婚約者もいて幸せな生活を送っていたが、交通事故により意識不明。
6年間の空白の後、意識が戻るが、環境は一変。婚約者はすでに結婚していた。
触れると過去や未来のビジョンが見えるというサイキック能力と引き換えに。
「あ〜B級SFドラマか」と思いきや、観始めると「意外と面白いじゃん」となり、しまいには
「こ、これは…!」となるからビビる。物語がいよいよ面白くなってきたところで終わってしまうが、
ストーリー、登場人物たちのキャラ、演出、全体的にけっこういい出来だと思う。
ただ、特典映像の件は残念。
English Zone No.2 ― 英語で出会う あなただけの愛のかたち
英語を雑誌気分で読みたいと思う方の練習には、もってこいの題材だとおもいます。
私のイメージでは、、、
(1)EnglishJournalでは(量的に)少し圧倒されてしまう。が、内容的には同じような教材がよい方にお勧め。
(2)ニュース英語が好きな方には、あまりお勧めではない。
です。