ノスタルジックな、余りにもノスタルジックな・・・おすすめ度
★★★★★
一見コミカルですが、言いようのない遣る瀬無さを覚える、どうしようもないほどノスタルジックな映画です。
DVDは長らく絶版で、かと言って20年近く前に買ったLDはほとんど見る気もせず、もうこの映画に接することもないかと半ば諦めていましたが、再販されたことを知り、一も二もなくオーダーしました。
もう10数年見ていませんでしたが、暫く振りに見て、やはりこの映画の真骨頂はエンディングにあると確信しました。
ラジオ全盛期のスターたちがビルの屋上で語る行と、そして、最後のウディ・アレンのモノローグです。
あのワン・シークエンスは、実に東洋的な無常観です。
そして、海辺でのオープニングと同じ”セプテンバー・ソング”が、絶妙のエンディングを醸し出しています。
大好きな映画ですおすすめ度
★★★★★
何と言っても私の中ではベスト1の映画です。
最初泥棒が、入った家でラジオ番組の音楽クイズに答えるシーンからもう大爆笑。
この映画が大好きになります。そしてその後モノローグが流れます。
「僕は昔のラジオの話が大好きで道楽のように集めました。
ラジオに夢中だった少年時代がとても懐かしいのです。
でも、すべては消え、今は思い出だけです。
場所はロッカウェイ、僕の少年時代。
少し音を美化しそうですがお許し下さい。
別にいつも雨降りだったわけではなく
ただ雨の風景が美しく記憶に残っているのです」
雨のシーンにかぶさるこのモノローグで泣きそうになりました。
手元に置いて何度も繰り返し見てしみじみできる映画です。
私はビデオで持っていたのですが今回DVDに買い換える事にしました。
早く届くといいなー。
サリー役だったミアファロー主演の「アリス」も夢があって
元気の出る大好きな作品です。
癒されたい人はぜひ観てください!
おすすめ度 ★★★★★
今や一家に一台どころか、TVチューナー付き携帯を入れれば
一人一台のテレビを持つ時代。
でも、50年も前にさかのぼれば、そこはラジオの全盛期。
一家でラジオを囲み、会話を弾ませる。
そんなひとときが確かにあった。
『ラジオ・デイズ』は、かつてラジオが生活の中心にあった時代を、
ノスタルジックに描いたウディ・アレンの自伝的映画。
『三丁目の夕陽』が国民的映画と呼ばれるまでに大ヒットしたのは、
人のあたたかみに満ちていた懐かしい過去を求めているから。
国は違えど『ラジオ・デイズ』も『三丁目の夕陽』のように
心にやさしく染み渡る人情味あふれる映画です。