Python作者による解説書おすすめ度
★★★★★
疎にして漏らさず。
安さと薄さが不安だったがいい本でした。2.5対応の本です。
Pythonを作った本人が言うことばには無駄がなくて「あ、そういうことね」ってすっと染みこむ感じがある。なにか特別に凄いことを書いているわけではないのだけれど。
たとえば関数全部の詳細な説明があるかというとありません。サクサク触りながら、こういう作りなんだよって全体像を見せてくれる本。
4章までは簡単。5章以降「概念」とかも出てくるので難しく感じる人がいるかも。4章まで学んだことでいろいろやっていると、5章以降の情報が役に立ってきます。
この本だけでPythonに飛び込むのはいささか無謀ですが、一緒に読める何か(それはPythonについてくるドキュメントでもいい)があれば、事足りちゃうかもしれません。
こう書くじゃん、するとこうなる。ね?おおなるほどなるほどね。
じゃあコレやるには…(ここでドキュメント登場)…なるほどこうか。
こういうサイクルができる人には良書。
中級者以上のための本
おすすめ度 ★★★★★
著者がPython作者だけあって他の書籍で触れられていない言語仕様にも言及されている。簡単なサンプルコードが載っているので初心者のための本と思われがちだが実際中級者以上を対象とした本だと思われる。Pythonをこれから学ぼうと思っている人は難しいところをそぎ落としてある『みんなのPython』の方が良い。逆に言えば『みんなのPython』は初級者までしか対象にしていない。