1974年にBBCの "Flying Circus" シリーズが終了して以降、パイソンズは映画に進出し、成功を収めた。さらにエリック・アイドルはロンドンのパレスシアターで "SPAMALOT" を演出し、ミュージカルの歴史すら塗り替えた。映画「ライフ・オブ・ブライアン」は彼らの作品中、最高傑作と言われるもので、1969年から貫かれている「神や王室に対するタブーへの挑戦」、「英国の伝統に対する主張」が健在だ。これらの背骨はビートルズやマドンナにも共通している。また、天才的な発想と推敲を重ねた脚本の妙、前後のギャグを関連づけ、その間をアニメでつなぐ手法、いわゆるオチでおちゃらけにしないコントなど、そのオリジナリティは数え切れない。すばらしいの一言に尽きる。
素晴しい!パイソン映画の最高傑作!おすすめ度
★★★★★
予約で購入、早速吹替え版・オーディオコメンタリー1・オーディオコメンタリー2と続けて3回も見てしまいました・・・
山の上の説教シーンで群集を多く見せる方法とか、動きを早く見せるためにコマをカットしたり早回しする方法とか、目からウロコの情報盛りだくさんでした!
特典ディスクのほうも、メイキングで現在のパイソンズ(なんとも素敵なオジ(イ)様たち)が登場、当時の苦労話や宗教者との討論番組など、撮影・公開当時の様子が手に取るようにわかり、見ごたえ十分でした!
こういう映像を見てしまうと、オジイ様になったチャップマンの姿が見られなかったことが本当に残念でなりません。残りのメンバーの皆様がこれからも益々、そしてしぶとく、活躍されることを祈るばかりです。
昔からのファンのみならず、若い方にも見てほしい映画です!
あなたの職場にも居ませんか?おすすめ度
★★★★★
この映画は今まで見る機会が無く今回初見ですが、とてもリアルで
”居るよこんな奴”と爆笑する反面、生々しい表現も多く
”多分此処で笑うんだろうな”と思いつつ、笑えない場面もありました。
自分の思い込みを人のせいにする人。
(自分の発言に責任が取れない人)
そういう人は、他人に依存するため、必ず”誰々が言った、言わない”でモメます。
言葉や思想はタイミングと場所で意味が変わる物で、
ましてや、聞いた話を他人に伝える時、主観でアレンジが入るのは当然です。
宗教も、世界で3強ですが、教義にアレンジが入りまくり
元は一緒でも毎日、沢山の新興宗教が生まれてます。
自分の思い込みを人のせいにする人に是非見てもらいたい作品です。
本当に
おすすめ度 ★★★★★
出ましたねえ
これまた本当にノーカット完全版ですので、早く買って見る事を強くお勧めします
概要
“チーズ職人を讃えよ”と、かつて賢い男が言った。あるいは、言わなかったかもしれない。とにかく要点は、『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』は宗教風刺だが、特定の宗教や宗教の指導者を狙ってはいないことだ(まあ、たとえば、ナザレのイエスとか)。そうではなく、信者の中でも愚かで熱狂的な者たちや、ナザレの彼が別にこだわっていなかった事柄をからかっているだけ。むやみやたらと宗教を振りかざし、偽善を行うことへの攻撃なのだ。そうした内容にもかかわらず、1979年に本作品が公開された当時は、本作品を実際に見なかった者たちが、この映画は実に“論議の余地がある”と見なした。『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』はタイトルどおり、ブライアン(グレアム・チャップマン)という名の男の話。のちにベツレヘムの飼い葉桶として有名になるものにほど近い掘っ立て小屋で、12月25日に誕生した。ブライアンは救世主だと勘違いされてしまい、様々な宗教や政治の派閥に利用され、虐待され、食い物にされる。これが、実に、実に愉快なのである。特に印象に残る場面を挙げてみよう。強烈なシャーリー・バッシーとジェイムズ・ボンドのようなタイトルソング。反ローマ帝国の抗議団体、ユダヤ人人民戦線、ユダヤの人民戦線の熾烈な争い。マイケル・ペイリンが演じる舌足らずで滑稽なピラト長官。ブライアンが、偽偶像崇拝者たちには本人たちのことを考えさせようと急き立て、それに応えて崇拝者たちが口を揃えて“はい、私たちは自分たちのことを考えねばなりません!”と言う場面。こうした変人から逃げようとサンダルをなくすことまで含め、ブライアンのやることすべてが“救世主であるしるし”として解釈されてしまう。『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』はモンティ・パイソンの最高傑作に数えられるだけでなく、今なお、このグループの最も鋭く賢い風刺でもある。パイソンを讃えよ。(Jim Emerso, Amazon.com)