岩波文庫版との比較 おすすめ度 ★★★★★
現在プラトーン(プラトン)の『饗宴』は岩波文庫の久保訳と新潮文庫の森訳が入手しやすい。実際に書店で見比べてみるのが一番だと思うが多少相違点について述べようと思う。
人名について岩波版ではプラトン(プラトーン)、ソクラテス(ソークラテース)のように長音を省略している。また慣例となっているステパヌス版のページ数がついていない。
教養として読むなら岩波版でもよいかもしれないが研究者の方は新潮文庫版を参照したほうがよいだろう。また『ソクラテスの弁明』も同文庫から出ているので併せて読むといいだろう。
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