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+ 完本妖星伝〈3〉終巻 天道の巻・人道の巻・魔道の巻 (ノン・ポシェット) +

完本妖星伝〈3〉終巻 天道の巻・人道の巻・魔道の巻 (ノン・ポシェット)

半村 良
おすすめ度:★★★★★
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人生観を変えてくれた一冊
おすすめ度 ★★★★★

10代に半村良氏のSFにはまり、読み始めて完結までが長かった。

「意思を持った時間」の危険性を宇宙に知らしめるために命ひしめく妖星とされてしまった地球を舞台にし。
地球での生命誕生から人類の終焉までを描いた「時」と「命」をテーマとした壮大なスケールの大作。

私はこの作品で「時」と「命」に対する認識が改まりました。

「人道の巻」が特に大好き。
妖星伝の本筋から離れ、人間栗山定十朗を描いた外伝的な話。
その中でもやはり時間についての話はちゃんと挟まれている。
この巻を読むと毎回ラストで泣いてしまう。
カタルシスを得られる貴重な本。




地球が妖星になった理由がまさにセンスオブワンダー
おすすめ度 ★★★★★

伝奇SFというジャンルを確立した半村良の最高傑作。
「産霊山秘録」の方がべストだという説も有り得るが、
江戸時代を舞台にした時代SFと思わせて、
ラストは宇宙に飛び出してしまったこちらの方がカタルシスが凄かった。
宇宙には生命のある星はほとんどない。
なのに、何故、地球には生命が満ち溢れ、
悲惨な弱肉強食の世界が展開されているのか?
江戸時代に生きていた超能力者の宇宙人は、
地球を妖星だと認識する。
妖星地球の謎に迫る伝奇SFである。
将棋SFであるというのも斬新である。
物語途中で詰め将棋が出題され、
地球上での最後の戦いは、その解答通りに、
キャラクター達が戦って死んでいくのである。
地球が妖星になった理由がまさにセンスオブワンダーに満ちたSFであった。



日本で最も面白い小説
おすすめ度 ★★★★★

若かりし中学生の頃(笑)、何かの書評に載っていたのをたまたま観て試しに1巻を購入したのが全ての始まり・・・
以来約25年間、様々な小説を読んできたけどいまだにこの作品を超えるものには出会えない。

人生、神、歴史、愛、科学、哲学、性、社会、善悪、想い、およそ考えられる全てのテーマを網羅し、なおかつとてつもなく面白い!!!

この小説を読まずにいることは人生の不幸だと思います。
私は人生観すら変わりました。

この素晴らしい作品を一人でも多くの方が読んでくれることを願ってます


座右の書
おすすめ度 ★★★★★

読まずして死ぬことは不幸な小説ベスト1!
SFの枠に留まりきれない、この世の真理がここに有ります。
半村良、そして日本SFの金字塔。
娯楽小説としても圧巻!
残念なのが、オリジナルの横尾忠則の素晴らしい表紙、内表紙、そして、オリジナルを知る者のみが知る色文字が今や古本屋でしか手に入らない事!


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