黄金(きん)の瞳に心奪われて (ラズベリーブックス)
噂通り、しっかり笑わせて頂きました。こんなタイプのロマンスがあるんですねぇ…。
シェイプシフターもの…というよりパラノーマルものにありがちなシリアスさが半分以下。
確かに命は狙われるし、何かの陰謀が蠢いていて実際に被害者も出てますが、基本的にはコミカル。
安心して読んで良いと思います。
メインのディーとメイスの話ももちろん大好きです。
メイスがウケます。その思考回路、まさしく百獣の王(笑
ですがさらに私が気に入ったのは、次に収録されているお話。
シシー・メイの親友のロニーとブレンダンのお話。
通常、ヒーロー側に子供がいるのはあんまり好きじゃない私も、これは別。
ぶっちゃけ関係ない(笑 ちゃんとヒーローは子供を溺愛してますが、下の息子、将来お父さんのライバルになりそうですw
放浪癖のある狼らしく、束縛されることに恐怖を覚えるヒロインも、ヒーローの押せ押せぶりには勝てないようです。
甥・姪が35人なんて恐ろしい…!
どちらのヒーローも、惚れた瞬間からすでに結婚する気です。
疑いを持ってません。
ただ単にどういう風に納得させるかしか思ってない。
面白いシリーズです☆
これ1冊しか買ってなかったのですが、あまりのおもしろさに、読んでる途中で続きの2冊を購入してしまいました!
シリアスで重みのあるパラノーマルがお腹いっぱいになったとき、口直し・箸休めで読んでみて下さい。
オススメです!
At Shelly's Manne Hole
1963年の5月30日と31日の二日間、ジャズピアニストビルエバンスはベースのチャックイズラエルズとドラムスのラリーバンカーを伴い、ロスはハリウッドにあった今は亡きジャズクラブ、シェリーマンズホールに出演した。ニューヨークに本拠地を置くリバーサイドレコードは、わざわざロスにまで出向いてこのセッションから全部で17曲をライブ録音した。本アルバムが1964年にレコードリリースされたときは、まず8曲が発表され、その後未発表の9曲中から8曲が「Time Remebered」に収録され、エバンス死後にマイルストーンからリリースされた。最後に残された1曲は本CDのボーナストラックとして日の目を見た。近い将来のコンプリート化を是非に期待する。さて肝心の音の方であるが、レイドバックした雰囲気の中で、爽やかな時間が緩やかに流れると言った趣だ。9曲中1曲のブルース(イズラエル作)を除いてすべて有名スタンダーズで固めてあるので耳心地もすこぶる良い。ビレッジバンガードでのライブと比較すると、シェリーマンズホールのインタープレイは少し緊張感に欠け、おとなし目に感じられる。だが三人のプレーヤーの息がぴったりと合った、手の込んだきめの細かい演奏が聴ける。抜くところは抜き、決めるところはきっちりと決めたプロフェッショナルな仕上がりぶりだ。やはり、バンカー、イズラエル、エバンスのピークを見事に録えたと言える録音だ。一人でも多くのエバンスファンの方々にお聴き頂きたい1枚である。本作はあのリバーサイドからの最後のエバンス作品でもありました。