どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101
クラシック入門にはおすすめ。タイトル通りどこかで聴いた事のある曲ばかりです。ですが、音質、フェイドイン、フェイドアウトなどを考えると最高とはいい難い。曲目もベートーヴェンやバッハ、ラフマニノフなどに偏っている感じがする。価格的には安いので、入門にはうってつけだと思います。良くも悪くも聞いて次第でしょう。
倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)
漱石最初期のエッセイと小説の中間のような短篇7篇を収める。
英国留学中の漱石がロンドン塔を訪れ見学しているうちに、その血塗られた歴史に意識が飛んでいく「倫敦塔」、アーサー王の時代に題材を取り、騎士と敵国の姫の悲恋を描く「幻影の盾」、日露戦争で亡くなった友人に思いを馳せ、戦争を違った一面から見つめる「趣味の遺伝」など幻想的な文章ばかりがつまっています。読みやすさ、という意味では有名な作品のほうが上かもしれませんが、幻想性、ロマンチシズムという意味では、大変素晴らしい作品集です。あらゆる文体や題材を自在に書きこなす、漱石の怪物のような懐の深さを見せつけられる一冊です。
アネットと秘密の指輪 お嬢様とロンドン塔の王子 (角川ビーンズ文庫)
シャーリーの、アネットに構いたいんだけど、どうしたらいいかわからない不器用な様子が可愛かったです!
――で、今回まさかの王太子のターン。 なかなか不敵なお方のようです。
リチャードは執事の仕事に徹してます。 アネットとの関係は相変わらずだけど、彼女が頑張って守ろうとしているのは、そんな何気ない日々なのかなぁと思いました。
わかってるのかなぁ……リチャード。