アポカリプト [DVD]
マヤ文明をはじめ、古代文明には何か惹かれるものがある。
この作品に描かれている内容が、史実上正しいかどうかは分からないが、古代文明の世界に浸ることは十分できた。
棍棒などでの村の急襲場面、儀式での方法など、古典的な方法であるがゆえの生々しさがある。
自分が生活していた村とは違った文化・風習との、命をかけた接触。
その接触の中で、自分の生きてきた「道」を再び歩き始める主人公。
生き物としての根本である「生」と「死」をめぐる世界が、ここにある。
頭で考えるのではなく、肌で感じる。
そんな作品だ。
免疫革命
「第五章 病気と体調の謎が解ける免疫学」の記述は平易で非常にわかりやすい
です。また、その内容も、現在の免疫学のメインストリームでは無いですが、
今までの免疫学を包括する、非常に新しい内容です。この本の一番のポイント
と言っていいでしょう。
しかし、残念ながら、第一章から第四章までは、そのまま鵜呑みにするのは、
なぜかためらわれます。それは、筆者の免疫論を応用した治療法が有効なこと
を、患者、またはその家族の手記を、言い換えれば個人的な体験談を使って説
明しようとしているからです。数字で語っていないのです。(少なくとも私の考
える)科学の言葉で話していないから。
個人の体験が、すべての人にそのまま適用できるわけでは無いので、説得力が
出て来ないのでしょう。
ウソを書いている、と言っているわけではありませんので、念のため。
とはいえ、結論をいえば、いい本であることは間違いないです。