僕は、涙の出ない目で泣いた。―視力障害の天才ヴァイオリニストがつかんだ人生の光
川畠成道はヴァイオリストである。
この本を読む前にまずは彼の音楽を聴いてほしい。
私は普段、ロックやR&Bを中心に音楽を聞いているが
たまたまレコード屋でクラシックの視聴があったので聞いてみたら
感動!感動!感動!
視聴したのは二作目の「アヴェマリア」でしたが、
即購入してずっと聞いていました。
私は名前は全然知らなかったのですが、俄然どういう人なのか
知りたくなりこの本の存在を知り読みました。
もし、第三者が彼について書くとしたら
「苦難を乗り越えたサクセスストーリー」となるでしょう。
これは第三者的な見方で、じっさいの本人による説明となると
素朴に自分の人生を邁進している姿が書かれています。
目が見えないことがヴァイオリンを弾くきっかけとなりますが、
一流になるためには、音楽が好きだからというだけではなく
「職業としての音楽家」のプレッシャーにも打ち克つことが必要です。
第三者的に見れば才能があると不安なんかないように見えますが、
「職業としての音楽家」になることへの自問自答は
私たち学生にも共感できるのではないでしょうか。
ベスト・オブ・ベスト~珠玉のヴァイオリン名曲集[全66曲]
CD4枚セットのヴァイオリンの名曲集です。もとからヴァイオリンの曲と、ピアノやその他の曲をヴァイオリンで弾いている曲からなっています。それぞれ楽しめるのが、個人的には、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」がピアノでなくヴァイオリンだとこんな風に聴こえるのかと驚くとともに、お気に入りの1曲になりました。曲の多さや演奏者が複数いることなど(もちろん1曲に1人ですが)から、飽きがきにくいように思います。初めてヴァイオリンの曲を購入するという方や、ヴァイオリンの曲をバラエティー豊かに聞きたいという方にお薦めです。
アヴェ・マリア
小品集でありながら、聴いた後の感想は、まるでソナタを聴いた後の様な感じがするほど、とても充実したCDだと思います。特にタイトルにもなっているアヴェ・マリアは素晴らしかった!魂が清められる演奏とは、こういうものかと思いました。その他の曲も、川畠さんらしい特徴を出しながらも、それぞれの作曲家や曲の特徴を大切にしながら演奏しているのだなというのが伝わってきました。夏の名残りのばらも素晴らしい、聞き応えのある名演だと思います。ヴァイオリンからこれほどのバラエティある音を出せるものかと驚きました。大切にしたい一枚です。
耳を澄ませば世界は広がる (集英社新書)
赤裸々に語ってくれてます(^O^)苦悩も喜びも、真摯に向き合う姿に心うたれました(≧∇≦)バイオリン習っている人、ファンの人だけでなく、知らない人にも読んでほしいです(^o^)/