刀語 歌曲集 其ノ弐
7話〜最終話までのEDを収録した刀語 歌曲集其ノ弐。
ランティス所属人気アーティストが歌うEDはどれも名曲ばかり。
個人的なおすすめは「からくり眠り談」「亡霊達よ野望の果てに眠れ」
「時すでに始まりを刻む」の3曲。
特に「亡霊達よ野望の果てに眠れ」の力強い歌声とアレンジのカッコ良さは半端ない。
「時すでに始まりを刻む」と新録「いざさらば」は最終回まで見た人なら涙なしでは聞けないはず!!
歌曲集と称すならば1年以上前にマキシシングルでリリースされてるとは言えOPも収録して
欲しかったので星4つ。刀語ファンで限定版DVD/Blu-rayを持っていない人には特におすすめ。
サタジット・レイ監督 三部作 DVD-BOX
サタジット・レイ(母国の言葉ではショトジット・ライと発音するそうである)監督は、インドが生んだ大監督である。第二次世界大戦後、欧米では、ライ監督と黒澤明監督が、アジアの二大監督として、その名を広く知られた時期が有り、日本でも、ライ監督の作品は、高い評価を得て来た。
私は、1970年代に岩波ホールで上映されたライ監督の『チャルラータ』、『ミドルマン』、それにこの『大地のうた』『大河のうた』『大樹のうた』三部作他の作品を見て、深い感動を受けた。私自身、まだ観ていないライ監督の作品を観たくてたまらないが、どうも、若い人達が、ライ監督の映画を余り知らない事が残念でならない。
この三部作の中で私が一番好きなのは二番目の『大河のうた』である。この映画に描かれた母と子の物語は、忘れる事の出来無い物である。又、この映画(『大河のうた』)には、西欧とインドと言ふ主題が隠されて居る事も見逃せない。『大地のうた』の自然描写の素晴らしさも忘れられない。−−私は、あの、水の上に雨が降り始めるシーンが、大好きである。−−
若い人は、是非、この三部作を観て欲しい。この三部作は、あなたの人生に、必ず影響を与える筈である。
(西岡昌紀・内科医)
大河のうた 《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
インドのサタジット・レイ監督によるオプー三部作の第2作。
オプーのベナレスでの少年時代からカルカッタでの大学時代までを描いていますが、まずはベナレスの有名なヒンドゥー教の聖地であるガンジス河のガートを撮影したモノクロ映像が素晴らしい。
河を舟でゆっくりと下りながら沐浴する人々を撮っていますが、日常生活に密着したヒンドゥー教の姿がそのまま飾ることなしに撮影されています。
私自身、一度ここを観光旅行し、同じようにボートで河を下ったことがありますが、外国人が増えただけで、河、建物、牛、人々の姿・・ほとんどこれと同じでした。「悠久」とはこのことです。
ガンジス河流域の狭い住宅街での生活描写も見事で、たくさんの人間と動物が出てくる映像から生活の臭いがしてくるようです。
ドラマとしては、第1部「大地のうた」と第3部「大樹のうた」に挟まれた「つなぎ」みたいな感じもしますが、オプーが通う小学校や大学生活の描写に「大地のうた」では見られなかったユーモラスなところもあり、やはりインド芸術映画の佳作だと思います。