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+ ナック +

ナック

リチャード・レスター
おすすめ度:★★★★★
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スウィンギングロンドン
おすすめ度 ★★★★☆

ストーリーとしては何てことはなく淡々としているのだけど、当時のスウィンギングロンドンの雰囲気が伝わってきて純粋に楽しめました。



ブラックなユーモア=茶目っ気
おすすめ度 ★★★★☆

「ウィアード・ムーヴィーズ・ア・ゴーゴー!」という小冊子でこの映画を知りました。(この本のコメディ特集の巻は、60年代の映画も白黒の写真満載で、かなり詳しいです。お薦め!)女性たちが溢れているロンドンの街並みの写真から、60年代の何とも言えないセンスを嗅ぎ取り、絶対いつか観てやろう!と決心しました。オープニングの音楽がロックなサウンドで、映画の世界に引き込まれていきました。字幕を追うのが前半苦労するもののそのテンポは、次第にポップでスピーディな演出の賜物なのだと気付き、ニヤリとしてしまいます。ちょっと毒がある屈折した青春テーマが見え隠れしますが、イギリスのコメディは私は初心者で、「真っ黒な笑い」と前記の本で予習していました。なるほど、確かにアメリカのコメディとはちょっと異質な部分もありました。でも、割と重い場面でスラプスティックなシーン(ドタバタな喜劇シーン)があったりして、笑わすタイミングがかなり絶妙!田舎娘、ナンシーのうぶな感じ、トーレンの女性をクイモノにしてるふてぶてしさ、気弱なコリンのフニャフニャした姿勢。3人を制する役のドネル・ドネリー。この4人が繰り広げる、ロンドンの女性たちを巻き込んだ喜劇。登場人物は、どれもリアルで個性的。



おしゃれ
おすすめ度 ★★★★☆

モノクロが残念に思いましたが、観ているうちに、そこがまたいい味を出していた事に気付きました。白い部屋がとても映えていました。
俳優さんは私的には好きな顔立ちではなかったのだけれど、個性があり、作品の展開に引き込まれていきました。
彼らを見て、大人たちは冷めた口調でぼやきます。でも彼らは、どこ吹く風、今を楽しんでいます。
何年も経った今、あの頃の彼らは、どんな目で、今を見ているのかなぁ…と思ったりもしました。
からっとしていて楽しい作品です。



60年代スウインギン・ロンドン
おすすめ度 ★★★★★

十数年前、60年代物の映画のリバイバル上映が小さな映画館でよくありました。ナックも当然上映。
お洒落でチャカチャカしてる印象。ストーリーはたいしたことないんですが、それでも面白いなって、思えましたよ。
若き日のジェーン・バーキンも出ています。可愛いです。
スウインギン・ロンドンが好きな人は十分に楽しめる映画です。



モテたくて...。
おすすめ度 ★★★★☆

ビートルズの映画で有名なリチャード・レスター監督による'60年代のカルトコメディー。12年前に当時働いていたCDショップ地下の映画館でレイトショー公開され、周囲のおシャレな女子達はみんな観に行っていた。当時は仕事がバカみたく忙しくて観に行けなかったが、この度DVDによって遂に観ることができた。この映画の「ナック」とは「モテるコツ」であり、主人公のモテない教師が同じ下宿のモテ男に教えを乞う場面がバカバカしくも痛くてイイ感じ。'60年代スウインギン・ロンドンを舞台にしたモノクロのクールな映像にして、この内容。素晴らしい!


概要
陽気で活きのいい『ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(1964年)を製作したばかりのリチャード・レスター監督が、またもや見事に軽くひょうきんな作風で60年代のスウィンギング・ロンドンとセックス革命を描いた、愉快で遊び心いっぱいの映画。とあるテラス・ハウスの持ち主で内気な青年コリン(マイケル・クロフォード)は、女たらしの間借り人トーレン(レイ・ブルックス)を相手に、恋のさやあてを繰り広げる。ふたりが張り合いながら気を引こうとするのは、ファニー・フェイスの元気な娘、ナンシー(リタ・トゥシンハム)。コリンは手に入れたばかりの真鍮のベッドを押しながら、ロンドン中を歩きつつ、文字通りナンシーまで吊り上げる。
レスター監督ならではの妙な雰囲気にあふれたたあいないラブ・ロマンスに、型破りなユーモアのセンスが光る。また、滑稽な身振りによる数々のギャグと、まったく肩に力の入っていない不条理コメディとがうまく組み合わさっており、1965年カンヌ国際映画祭パルムドール、青少年向映画国際批評家賞も獲得。女にモテないコリンが必死になり、ばか正直に頑張るあたりは、野暮ったい主役として実に好感がもてる。しかし作品中で特に冴えているのは、おかしな田舎娘役のトゥシンハムが見せた、芸達者で愛らしくコミカルな演技だ。ジョン・バリーの音楽も秀逸。メリハリが効いており、着想も独特であるうえ、優しいロマンティシズムとの釣り合いも取れている。(Sean Axmaker, Amazon.com)

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ひみつの花園 ザ・ナック 池上永一