実在の最年少重要指名犯物語 おすすめ度 ★★★☆☆
「史上最年少でFBI最重要指名犯となった麻薬ディーラーが主人公」「しかも実在の犯罪をもとにしている」・・・まさにこのキャッチフレーズに惹かれた。
なぜそうなったのか?
主人公は観ていて退屈になるくらい、お定まりのコースを辿って意図も簡単に「悪の世界」に転がり落ちていった。所詮、「子供が起こした衝動的犯罪」だったからだろうか。自らが起こした罪の大きさに気付いた時にはもうあとに引けなかった。「練った計画」で動いてはいなかったからだ。これが致命的だった。
当然、当たり前すぎる結末を迎えた。
練りに練った大人の犯罪よりも幼稚な分、おもしろさに欠けていたといってよい。
いくら「実在の犯罪」であっても、物足らなさが残った。
ブルース・ウィリス、シャロン・ストーンという存在意義は殆どなかった。
2人のネームバリューを持ってしても、内容に深みを感じられなくて、残念だった。
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