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ランボー詩集 (新潮文庫)

ランボー
おすすめ度:★★★★★
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若き衝動的情熱
おすすめ度 ★★★★☆

一六歳から一九歳の間に内的情熱の総てを詩に賭けたアルチュール・ランボー。
よく言われるように、彼が早熟であるかといえば、私は必ずしもそうではない気がする。
彼は熟成してはいない、未熟で不安定な内面をそのまま言葉で表出させた情熱の人だ、という言い方の方が些か正しい気がする。
特に「太陽と肉体」という詩などからは、その豊饒なパッションの凄まじさに唖然とさせられる。若い時期にこそ書けた詩であって、その未完の情熱にこそ、私は芸術性を見出す。

筆を折ってからは、教師をしたり旅をしたり商人になったり、転々としつつ三十七歳で亡くなったらしいけれど、所謂、普通の人になっていたということだ。
狂ったように、憑かれたように詩を書き連ねた後は、死んだような生を送っていたのであろう。
その間、彼が何を想い耽っていたのかが気になり、その時期にもこまめに詩を書いていれば、本質的に熟成された詩が鑑賞できたであろうと思うと、少し残念だ。
もう詩は書かない、という確たる信念が彼にはあったのだろう。



フランスから遠く離れて
おすすめ度 ★★★★★

 詩人の中でもランボーは別格の伝説を誇っていると思う。詩人であった時期は 数年であり 筆を折ったその後は 商人となって アフリカ大陸を駆け巡り 37歳で死去する。夭折といえば夭折だ。詩を捨てたその瞬間にランボーは死んだとも言える。

 小林秀雄以来 ランボーに衝撃を受けたという人は多い。そういえば小林のランボーという評論が3つあるが いずれも難解である。ランボーを語るのは難しいのかと思う。最近では金原ひとみが ランボーの詩集をパチンコ屋で愛読したとも聞いた。これも似合う風景である。

 詩を翻訳で読むことに感じる軽い絶望感は この際忘れるべきかもしれない。この薄いランボー詩集は昭和28年に初版が出され 80版を超える増刷である。今なお ランボーに魅せられている人々がフランスを遠く離れた極東にいる。それも不思議な話だ、思えば。



何年かに一度読み返すでしょう
おすすめ度 ★★★★☆

既に皆さん語られているところですが、海外の詩は訳によってかなり印象が変わります。私個人は、堀口大学氏のものが一番シックリと感じます。では肝心の内容の一番のお薦めは…「感触」Sensationです。初めて読んだときドキドキしたのを覚えています。あぁー本の中から風が吹いてくる!!- 髪なぶらせて- そして彼は旅立ってしまった…大人でもなく子供でもない成長期の複雑な気持ち。憧れと不安。思春期特有の想い。言い尽くせぬ思いを見事に表現したランボーに乾杯!!



青春の光と影
おすすめ度 ★★★★★

史上最強のティーンエイジャーだったランボー。その詩は青春の疾走感に満ち溢れている。感性と情熱と焦り、十代の憂鬱。発想に追いつかない肉体。束の間の希望、そして失速。誰もが抱きたい種類の想いは、実は既に郷愁でしかない。それに気付いたとき詩が生まれる。夢を見ながら覚めているのが詩人だ。強烈な自意識の下でしか成し得ない幻想。賞味期限は短くて当然なのだ。

凡人が数百年かかってもできないことをわずか数年で成し遂げてしまった事実は、傍観者からすれば確かに奇跡的だ。彼が天才といわれる所以である。でも、これは明らかに歴史的必然だ。時代がランボーを要請し、ランボーは時代を否定しようとした。その刹那が永遠となったのは、詩集が残されたからである。奇跡とは出版のことであって、彼のことではない。

僕らには彼の詩を読み継いでいく贅沢が残されたというわけだ。


美しい言葉
おすすめ度 ★★★★★

言葉がとてもきれい。 ランボーのイメージに 堀口大學の訳がとても合っていると思う。 詩を創っている言葉は文語体で硬いのだが、 詩の全体のイメージは不思議に柔らかい。 私のお気に入りの一冊です。


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