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ライトスタッフ スペシャル・エディション

フィリップ・カウフマン
おすすめ度:★★★★★
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パイオニアたちの「栄光」と「苦悩」
おすすめ度 ★★★★★

 アメリカの有人宇宙開発の最初期は、一人乗りのマーキュリー計画であった。ついで、二人乗りで、船外活動ら、ランデブー、ドッキングなども行なうジェミニ計画になり、三人乗りで、月面に人間を運ぶアポロ計画に移っていく。
 この話は、そのマーキュリー計画の発足に当たり、陸海空軍の優秀なパイロットに対し、計画への参加を打診し、それぞれが、苦悩し、参加をし、あるいは拒否する姿が描かれている。
 ベルX−1で音速を破り、スピードの世界記録を樹立し、もっとも優れていると思われたイエーガーの参加の拒絶、選ばれた7人の中から、スレイトンだけが病気で外されるシーン(但し、史実としては、スレイトンは,以後、パイロットの線締約というつらい立場に立たされる)など、様々な人間模様が描かれている。
 特筆すべきは、仲間であり、チームでありながら、ダレが一番最初の飛行をするかという点ではライバルである7人の微妙な距離感が単なるうチューロケットのアクション物でない人間性を与えていることであろう。




当時の
おすすめ度 ★★★★★

公開された当時のコピーの一つに「1人の英雄と7人の栄光の男たち」
との文句があったと記憶しています。
このコピーに集約された、男たちのドラマ。それを支える妻や恋人たち。
名作です。



これぞ男の中の男!を描いた傑作だ
おすすめ度 ★★★★★

男のかっこいいところもかっこわるいところも、立派なところも俗物なところも、凄いところも情けないところも、全てを認めながら男の中の男を描いた映画。ソ連の宇宙開発に必死に追いつこうとしたアメリカの7人の宇宙飛行士プラス1人の物語。7人のそれぞれが、お互いを認め合ってひとつのプロジェクトを達成する偉業、そして宇宙飛行に先鞭をつけた最初の音速突破パイロットであるチャック・イエーガーへの畏敬。「最高のパイロットは...」とイエーガーの名前を言えずに終わるクーパーのシーンの後に、誰にも知られることなく、一人ジェット機で高度記録に挑戦し、宇宙の闇が見えたところで墜落していくイエーガーの勇姿がこたえられません。それにしても、このようなヒーローは皆7人なんですね。私は「荒野の七人」をリメイクしたとしたら、この映画でマーキュリー7を演じた7人の俳優がぴったりだと思っていました。クリスがエド・ハリス、ヴィンがスコット・グレン、オライリーがフレッド・ウォード....今となっては無理な話だとは思いますが。



誰でも楽しめるわけでは無い...
おすすめ度 ★★★★☆

チャック・イェーガー、ベルX1とかフレンドシップ7とか、そういった言葉を聞いて興味を持つ人には解りますが、予備知識無しで見ると背景がわからないし、イェーガーとアストロノーツのどちらが主役でどちらの話しなのか戸惑います。
ボーナストラックにイェーガー本人のインタビューやジョン・グレンの様子があるのでそれに興味を持てるひとはそれだけでもお買い得。
あと、本編のどこにイェーガーが出てるかもわかっちゃう!



星7つです!
おすすめ度 ★★★★★

綺麗な音楽、美麗な映像、確かな演技。3時間を超える長尺ですが時間を感じられません(良い映画とは得てしてそうですよね?)。劇場公開版よりやや長い(ラスト近くの歓迎レセプションのシーンだったと記憶しているがこの点だけは不満、この一連のシーンははっきりいって蛇足)。当時、セリフが一言でもある登場人物の多さで米映画史上最多記録を持っていた。トム・ウルフの原作は未読だけど、絶対面白いと思う(その昔ヤングジャンプで確か2週読み切りで連載されました)、史実が面白いと映画にしても面白いですよ(プロジェクトXもそうですよね)。好きなシーンは選考テストのシーンとやっぱりラストかなロケットが煙を吐いて飛んでいくシーンにB・コンティの曲がかぶさり、THE RIGHT STAFFのタイトルが(プロダクションだったかな?)映し出されるあのラストシーンは今でも鮮烈に残っています。最初だけと思い見出すとついつい最後まで見てしまう映画のひとつです。秋や冬に合う映画ですよね。「サンダーバード」の主人公達の名前はこの計画に携わったパイロット達の名前からとってます。


概要
トム・ウルフの世界的ベストセラー小説をもとに『存在の耐えられない軽さ』『クイルズ』などのフィリップ・カウフマン監督が壮大なスケールで描いた宇宙開発秘話。1950年代より始まった米ソの冷戦構造のさなか、アメリカは宇宙開発に一歩先でていたソ連に対抗すべく、マーキュリー計画を推進。7人のパイロット(スコット・グレン、エド・ハリス、デニス・クエイドなど)が宇宙飛行士として選ばれるが、それに背を向けるかのように、初めて音速の壁を破った男チャック・イエーガー(サム・シェパード)は独り自らの記録を超えるべくチャレンジを繰り返していく。
国家に殉じて英雄となるべく訓練を続ける男たちと、あくまでも一匹狼として生きようとする男、ヒーローの姿を対比的に描いた快作。アカデミー賞編集・作曲・音響・音響効果の4部門を受賞。(的田也寸志)

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