真打ち WRX-STI登場!おすすめ度
★★★★☆
”普通のインプレッサ”とは別のプロジェクトチーム&マネージャー体制でこれまで以上に特別なモデルとして開発されたWRX−STIがついに登場!
ベースモデルでも3ナンバーサイズの全幅はさらに1795mmまで拡大されランエボXと同じ245サイズの18インチホイールを収め、現代版ランチアデルタ インテグラーレを想わせる。
マルチモードDCCD&VDC、SI-DRIVEなどの装備を加えた300psオーバーのパワートレーンを操るのは6速マニュアルのみとこれまで通り硬派な一面を見せる。
待ち望んだランエボXとの対決試乗記は8ページに渡ってレポートされ、速く走るために努力を必要としないまでに高度化されたランエボXと、
速く走るための過程を低い重心高&慣性モーメントと、路面を捉えつづけるサスペンションを武器にドライバーとともにつむぎ上げていくWRX-STI。
両者とも走行性能のみならずプレミアムカーとしての素質を大幅に上げてきている。
その結果はいかに!?
WRX-STI開発ストーリーでは308PSの数値の意味、なぜ2ペダルMTにしなかったのかが語れる。こちらも一読の価値あり。
プレミアム・スポーツ路線へのシフト
おすすめ度 ★★★☆☆
セダンとスポーツワゴンという二本立てからハッチバック一本へと整理された(北米仕様はセダンもあり)3代目インプレッサから真打ちとも言えるSTIモデルがデビューした。
これまでのモデルでSTIと言えばコンペティションモデルに近いハイパワーバージョンであったが、今度のモデルはプレミアムスポーツに近づいたと言える。どちらかと言えばBMWのMシリーズやメルセデスのAMGシリーズの様な位置づけだろうか?ただそうしたモデルであると考えるとノーマルモデルと同じ2リッターターボであるとかいった差異が少ない事から、もう少し差をつけた方が良いかと思う。今のままでは中途半端に終わってしまうだろう。
あとランチア・デルタ・インテグラーレばりのブリスターフェンダーも雰囲気があって良い。ただ、リアフェンダーとテールランプに切り欠き線とのバランスに無理はあるが、多少の荒唐無稽さはあっても悪くないだろう。
このクルマ自体、従来の路線がリセットされて、どう進化してゆくのか分からないが、これからの進路に注目したいクルマのひとつだ。