ayaka's History 2006-2009 -Photo Book付-
活動休止前のアイテムにしてBEST。前作にもPV集は付いていたので、そういう人はこちらのフォトブック付がいいかもしれません。
それにしても、本当に彼女の活動は駆け抜けたな、と思う。
これを聴くと音楽的には紆余曲折というか、正直にいうと模索していた時期もあったのがわかる。でも、今、彼女が本当に伝えたいもの、歌いたいものがはっきりしている。きっとまた活動再開しても変わらないものだろう。それは凄いと思う。
デビューしてずっと聴いていたの感想はシングルについては瞬発力もあり、数曲ならちゃんと聴けたんだけど、歌声が一方向にしかむいていないような気がしてアルバムやフルライヴだとちょっと辛いなぁと思っていた。若いし仕方ないことなんだけど・・・でも、ある時期からそれがガラッとかわって、声の伝わり方が全方向というか伝えたい、という感じになってきた。包み込むような包容力もでて、まさに一皮剥けたようなアーティストになった。
「格」ではないんだけど、活動を通じて得てきたものはすごく大きいと感じさせるような「人」になっていったような気がする。現在まだ21歳なのに、年齢など感じさせないその「想い」は多くの人を動かした。チャリティーイベントの開催や活動を通じ多くの共感を呼ぶようになった。そして、突然の水嶋ヒロとの結婚。病気の告白。
彼女の中にも色々な葛藤があったのだろう。でもだからこそ、これが最後じゃないんだよ。またちゃんと戻ってくるからこそ、休止するんだよ、という決断に向かわせたのだろう。本当に大人だと思う。
いうなれば、このアルバムは彼女の成長の証。だからこそ「HISTORY」なのだと思う。
もちろん休止前だという事はあっても、これが本来のBEST盤の意義なんじゃないかって思います。
彼女のこの証はここからまた未来に繋がっていく。
Magalog-Kaori Takeda CM Song Book-
驚きました。あのticaの武田さんが、(いい意味で)こんなふうになっているとは。
ticaの時は、非常に繊細な、文学の気配を後ろに感じさせるボーカリストとしてのスタンスが確固としていて、
それが見事で。いい意味でチャートとも無関係のような立ち位置のユニットにぴったりの存在感でした。
それがticaの名前から離れて、CMというステージに立つと、こんなふうに変幻自在の、色鮮やかな歌うたいになるとは。
「ロックンロールウィドゥ」、なんですか、あれは。誰もあんな風に歌えませんよ。ご本人以外は。
「雨にぬれても」は、ジャージーな魅力全開だし。
「真夏の胸もと」なんかは、大瀧師匠のCMアルバムの雰囲気でてます。
「Light I'm breathing」はボーカルの多重録音だけど、とても清々しくてチャーミング。
ラストのしっとりとした「Falling all over」の世界も素敵です。このあたりがいちばんご自分らしいのかな。
でもCMの世界の空は、ともかく武田さんにとって、すごく自由に飛びやすい場所だったんですね。
初めてのたまごクラブ 2011年秋号―妊娠がわかったら最初に読む本 (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
結婚して10年、子供を諦めていた私達にコウノトリがやって来た。
何もかも初めてで不安な二人に、この本は教科書のようでした。
特に妊婦は不安が大きく、初パパの私が端から端まで読み、聞かれたらこの本を参考に
回答してあげて、不安解消出来ました。
後は無事に生まれて来るのを祈ってます。
育児なし日記vs育児され日記
現在たまごクラブで連載されている作品の単行本です。ドラマ化もされた火消し屋小町の作者さんで、ご自身の39歳での高齢出産・育児体験の漫画です。 前半は「母ちゃん」視点での出産から日々の育児生活、後半は今連載中の「息子ハル」視点が可愛い絵柄で描かれていて、とても面白いです。
ハルくん編は、大人たちには聞こえるのは泣き声だけど、色々なことを主張してる(帝王切開で産まれた時には「戻せー、まだ早いんじゃー」とか)のが凄く可愛いです。
今年夏に初出産し、沢山泣く娘にただ戸惑っていた私は「もしかしたらこういう理由で泣いてるのかな?」と明るく考えられるようになりました。
巻末には現在小6になったハルくんの直筆コメントが! 是非手にとって頂きたい一冊です。