闇の守り人 (新潮文庫)
待望の「闇の守り人」文庫版です。
前作「精霊の守り人」を読んだ方は、是非こちらも読んで欲しいです。前作の続きではありますが、この話単体だけでも楽しめます。主人公はバルサですが、彼女が自ら決着を着けに舞い戻った故郷で起こる事件、過去の因縁、そして養父ジグロの思い…。
全てが重なり合うこの話は、読んでいて胸が熱くなります。ただのファンタジーと侮らず、是非読んでみて下さい。
そして、ハードカバー、ポッシュ版をお持ちの方も是非!(自分も全部持ってます)
上橋先生の後書きに本当に胸が熱くなりました。そして現在アニメを制作している神山監督の解説にもびっくりです。
Moribito: Guardian of the Spirit
「空色勾玉」の翻訳本を購入したことがあります。
数十ページで読破を断念してしまいました。
今度こそという意気込みで購入しました。
「空色勾玉」の翻訳はすばらしいので、逆に欧米の文化に根付いた単語を知らない人間にとっては、読み進みにくかったという経験があります。
精霊の守人は、英語版を読みながら、単語帳を作ろうと思っています。
精霊の守人は、アニメの造りが、やや低学年向けになてちたのが残念でした。
それでも英語版を作ってもらえると、本書を読み進むのに役立つのでうれしいかもしれません。
NEXUS 4 / SHINE
『NEXUS4』の疾走感
『SHINE』の包み込むような壮大さ
『SHINE』は、LIVEで何度となく耳にして、音源としての発売を待ちに待った作品でした。
ボーカルの何処までも澄み渡る空に向かうその声、それを支える楽器隊の安定した演奏が楽しめると思います。
是非、手にしたい一枚です。:)
夢の守り人 (新潮文庫)
人間と精霊が混在する世界を描いた守り人シリーズは、精霊の守り人、闇の守り人も面白かったのですが、私は夢の守り人が一番好きです。別世界で咲いて実を結ぶ花が紡ぎだすストーリーはあまりにも美しく切ないものがあります。その夢の世界に誘い込む歌は絶対に手にはいらないものを恋い焦がれるような響き。捕らわれた人を助けるために人鬼と化したタンダをバルサやトロガイは救えるのか。かろうじて自分の魂を守ったタンダが花の夢の世界で言った「みんな(好きな自分)の姿を持っていて、わかれ道にやってきたらどっちに歩むのが(自分の好きな自分)か」、という言葉はなかなか哲学的です。私は多くの人にこの話を知ってもらいたいので、もののけ姫のようにアニメになったり、外国語での翻訳版も出来ればいいと願っています。
精霊の守り人 音楽篇 1
笛や太鼓といった日本人に耳馴染んでいる楽器が主要をなす風情と情緒あふれる音楽、要所で聴こえるソプラノの美しい声も楽器の一部となり、見事に調和しています。アニメのサントラとは思えない楽曲ばかりで素晴らしい一枚です