劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ 公式ガイドブック PERFECT TRIANGLE
劇場版マクロスFの紹介する本です。
ピンナップに下積みランカやトルネードパックのバルキリー。
インタビューやストーリー紹介とキャラ紹介、衣装紹介、トルネードパックや
新バジュラの紹介、背景数点やステージ解説がこの本の内容です。
劇場で販売されているパンフレットに書かれていそうな内容です。
劇場を見ていない人には、ネタバレになります。
遠藤綾さんや中島愛さんのダブルインタビュー、中村悠一さんの声優
監督やキャラクターデザイン、演出、メカニカルアートやcgiテクニカル、
美術、撮影監督、作画のスタッフのインタビュー、管野よう子さんの劇中の
ライブや劇場歌についてインタビューしてます。
角川書籍の劇場マクロスFのイラスト数点、載っています。
ノートルダムの鐘 ― オリジナル・サウンドトラック (日本語版)
映画館でもテレビでも観た、お気に入りのディズニー作品です。
字幕もいいですが、吹き替えは四季の役者さんがやってます。
皆さん、歌がうまいので聞き惚れてしまいます。
原作と違い、ラストがほっとできます。
羆嵐 (新潮文庫)
わたしは、この作者の作品の多くはハードボイルド小説と考えている。素材をできる限り活かし、主人公の心理描写を極力抑えた乾いた文体で読者に訴える。またルポルタージュ的な面も強く克明にデータが書き込まれている。そのため一般的な小説としては抑揚がなく、読みづらいと思う作品も少なくはない(例えば『桜田門外の変』)。ただしこの作品はそのような作者の特色が極めて成功した代表作の一つであることは間違いない。なにせ素材自体が下手な小説を超えてしまっている。しかしその素材はあまりにも重く、扱い方が難しい。
ストーリー全体を貫くなんとも言えない恐怖感も魅力の一つであるが、読みどころはやはり中半以降、熊撃ちのプロフェッショナルでありながら、村人に忌み嫌われている絶対的アウトロー、銀四朗が登場してからのストーリー展開である。その登場シーンはまるで映画を見ているように情景が浮かぶ。正直、このあまりに魅力的な主人公の一人に思いっきり感情移入してしまった。銀四朗はこう言う。「おれはクマを追うときは夜明けから日没まで山の中を歩き続ける。クマの足は早いが、それに追いつくためにはクマより早く歩かねばならぬ。」まさしく銀四朗は大正時代のゴルゴ13である。
またタイトルついても著者は相当考えた節がうかがえる。読了前にタイトルに感じたその荒々しいイメージが、読了後はなんとも寂しく、一種の悲しさを誘う仕掛けがしてあるところも作者の技量を感じさせ、本好きをうならせる。