ケリーMRI解剖学
解剖の本というと、ごたごたと身体各部の名称が並んでいてうんざりすることが多いものです。この本は、写真と絵を豊富に使って、解剖を筋道立てて説明しています。比較的うすいということもあるのでしょうが、うんざりすることなくおもしろく読むことができます。
胸部画像診断 感染症を読む
この本を使った勉強会をしています。
菌種によって様々な陰影をつくるのだ、ということがよくわかります。
ただ、病理学的なところまで深く書かれているわけではないこと、一部訳語がわかりにくい部分もあること、が欠点かもしれません。
しかし、感染の起こり方による炎症の過程があらわれるレントゲン・CT画像について考えることは、呼吸器感染症を扱うものとして、一歩知識を深めるのに重要なステップだと思います。
初心者でいきなり読むのも悪くないですが、できれば画像診断に詳しい、呼吸器感染症に詳しい先生と一緒に読むのがおすすめです。