乾杯 (24bit リマスタリングシリーズ)
30年のキャリアを語る上で、初期の名作と言える作品。ギタープレイもさることながら、世間を斜に構えた作風が見られるようになり、チンピラチックな歌詞が確立されるようになった。これこそ長渕の醍醐味であり、長年オールドファンに支持されてきたゆえんではないだろうか。
初期の最高傑作とも言える「顔」、業界人の態度を小馬鹿にした「白と黒」、このほか「もう一人の俺」「暗闇の中の言葉」と世間を斜に構えた曲が多く、ギター弾き語りもアルペジオやスリーフィンガーを駆使。歌謡曲みたいな「決心」「ヒロイン」も収録されており、ラブソングを随所に入れて決して拗ねた男ではないイメージづくりも垣間見える。
今さら長渕のフォーク時代を聞いてもあまり意味はないが、彼のキャリアを振り返るには最適のアルバムであり、長渕入門者にはおすすめの1枚としておく。
しかし、オールドファンからの苦言も一言。「顔」の歌詞にある「一つの山を〜」の部分。まるで今の長渕のような気がしないでもないが……。
「ヘタリア Axis Powers」旅の会話ブック ドイツ編 ビール祭りで乾杯だ! (一般書籍)
「ドイツはいいところだよ」の某フレーズ通り、日本人に
とってドイツという国は旅行するには良い所だと思う。
気質がよく似ている。
というわけで待ってましたドイツ編。
ドイツ語の発音ポイントは力強さ。
ドイツ人が怒っているように思われがちなのが、この力強い
発音だが、これあってこそのドイツ語だ。
また、単語は大体ローマ字読みでいけるから、この本
そのまんまな発音でかなり通じる。
自宅拝見(?)でテレるドイツと他国との会話が可愛い。
そして口を挟んでくるお約束のオーストリア。
97ページの嬉しそうなドイツのコメントは必見。
ドイツ旅行を考える人は、この本だけでもいいけれど
「ここが世界の中心だ!(アメリカ編)」もあるとなお安心だと思う。
ドイツ人は高確率で英語も学んでいる人が多いのでドイツ語が
不安な時には英語も通じる。
日本人にも優しく接してくれる人が多い。
やっぱりドイツは日本の親友だ!(イタリアも)
鶴瓶の家族に乾杯“再会”編 [DVD]
鶴瓶師匠は台本無しの番組が多いですよね。
まさにガチンコ
この「家族に乾杯」もぶっつけ本番の旅で、毎週楽しみに見てます。
これも見てました、前回の旅で会った方に会いに行くという再会編。
いや、これ、DVD化になってよかった。
鶴瓶師匠が行くだけで、鶴瓶師匠を見ただけで
被災された方が少しでも気が紛れたり、
前向きになったりすればいいと思う。
夕飯のときに「今日鶴瓶師匠に会った」
食卓でそんな会話だけでも明るくなれたり。
番組のテーマソングを歌うまっさん(さだまさし)がゲストの再会編が
個人的には一番好きです。
鶴瓶師匠が約束してたお寺で落語をやり、まっさんが歌を歌う。
番組主題歌「Birthday」このときのために作られた曲かと錯覚する。
「なによりあなたが元気でよかった」まさにそのとおり。
「関白失脚」の歌詞もピッタリでした。最後は「がんばれ」の大合唱!
いやほんと、パッケージ化になってよかったと思う。
変なドキュメントよりも絶対いいと思う。
3.11を忘れない
人生に乾杯! [DVD]
ハンガリーと言われても、なにも思い浮かびませんが、とても良い作品です。こういう作品は予定調和と常に背中合わせで、一歩間違えたらご都合主義の帳尻合わせと言われかねませんが、本作では、主人公夫婦のキュートなしたたかさがそこから作品を救っています。ラストでの種明かしも、抑制が効いていて後味が良かったです。