トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1
George Harrison
Roy Orbison
Tom Petty
Jeff Lynn
Bob Dylan
以上のメンバーでユニットを組みアルバムTraveling Wilburys Vol1 を発表しました。覆面バンドにした理由は各者契約しているレーベルが違うため、このように通常の名前を出さず、数量も限定され売れ切れた場合は廃盤となっております。従って中古でも1万円以上の値がつき中々手に入れることが困難です。
このアルバムの内容は、5曲目のRoy が歌っているときに他のメンバーが聞き惚れていたようです。私の好みは、1.4.5.6.10.です。ぜひこのアルバムを手に入れてください。聞き価値のあるアルバムです。ちなみに噂でVOL2があると言われていますが、欧州の1国のみでVOL2が発売しています。Roy とDel Shannon が死んでしまったためお蔵入りにとなっていました。1曲目にDel の Walkaway が入っておりこの曲は、Del の Rock On! の1曲目に入っています。もう一つの目玉は Del の Runaway が12曲目に入っている事です。また、Roy Orbison の Mystery Girl は、ボブ・ディラン以外のメンバーが全面バックアップしており、Del の Rock On と Roy Orbison の Mystery Girl をぜひ聞き比べてください。
トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション
事実上、ジョージ・ハリスンの音楽性を総決算したと呼べる作品(プロジェクト?)ではないのだろうか。これらの作品を発表した後の90年代半ば、ジョージは「U2やOASISなんてクソだ!」と発言していたが、その時既に彼はウィルベリーズというカタチで自らの音楽世界を完結させていた。事実、10年近く新作を発表する事無くこの世を去り、死後発表された『ブレイン』もウィルベリーズの延長に位置するサウンドであったし…。ジョージ・ハリスンが音楽に求めたものとは何か?…それは「究極の安堵」であり「シンプルな心地良さ」ではなかったのだろうか。それが本作にある。多くのファンにとってジョージのソロ・キャリアの頂点は『オール・シングス』なのだろうが、私はこの2枚を最高作として推したい。
Traveling Wilburys 1
超大物がレーベルの枠を超えて集結してバンドを作ってレコーディングしたため、仮名を遣う事になったと宣伝されたが真相は?。その大物は、ボブ・ディラン、ジェフ・リン、トム・ペティそして今は亡きロイ・オービンソンとジョージ・ハリスン。この5人がバンドを作ったわけですから、ファンでなくても放って置けないでしょう。一階限りのセッションではなくて、一つの音楽ユニットとして続けてゆこうとしたのでしょう。1がジョージの曲で、彼の全時代を通じてもとりわけ素敵な曲。「もうちょっと大切に扱って欲しい」という歌詞が彼の心情を表しているような気がしますね。次々と変わる個性溢れるヴォーカルに興奮せずにいられないと思います。声を聞いただけで誰だか分かりますよ。ロック史上のエポッ!ク・メイキングなアルバムですね。ジョージのファンの方には、是非お勧めです。このバンドはジョージがいてこそですからね。