スリーピー・ホロウ [Blu-ray]
ティム・バートン&ジョニー・デップの、ゴールデンコンビの名作が、まさかのブルーレイで登場。 約10年前の作品にしては、かなり綺麗な画質だと思います。 多少の粗さが有りますが、奥の方まで、クッキリと見えます。 DVDからの、買い替えを考えている方、この機会に是非。
ブエナビスタさん、このコンビの、エド・ウッドも是非ブルーレイで発売して下さい。
スリーピー・ホロウ
映画作品がこんなに良かったんだからサントラも買わねばなるまいてーっとさっさと購入しました。バートン監督とは仲良しこよし?のダニー・エルフマンがプロヂュースです。(「バットマン」「シザーハンズ」など)
これは本当に素晴らしい出来です。劇中ですが、映画を観てなくたって面白いでしょう、逆に映画を観たくなるかもしれません。
オーケストラ+亡霊の大コーラス風です。くもり空の晴れ間に射す光のようなソプラノの美声とハープ、大聖堂のパイプオルガンのような音も入っていてうっとり。 ホラー映画の音楽といっても恐い気持ち悪いというのではなくファンタスティツクなし上がり、でも曲が終わるまで振り向かないように、首無し騎士が立ってるかもしれないから。
スリーピー・ホロウ [DVD]
ティムバートンらしい映像美。18世紀のアメリカが舞台ですが、ファンタジーというか、恐いおとぎ話のような雰囲気があります。
首なし騎士の迫力と怖さ。彼の愛馬の走る音や剣を振る時の効果音が、それに拍車をかけています。
マジメだけど度々気絶するユカイな主人公。ジョニーデップの演技の幅の広さを思い知らされます。
全体的にはホラーな雰囲気ですが、クスッと笑えるユーモアな部分も多く、怖さばかりが先に立つ作品ではありません。そこがまた楽しめました。
少し複雑なサスペンス要素もありますが、そこは視聴者に「犯人探しをさせよう」というよりも、「スリーピー・ホロウ(舞台となっている村)」の謎めいた不気味さを演出する手助け的な要素に感じられました。
あと、クリスティーナ・リッチ演じるカトリーナが凄ぇ可愛かった(笑)
外国人女優の大半は「美人」「セクシー」「格好いい」といった感じですが、そういう意味では彼女は異色でした。お嬢様のような可憐さと、不思議な妖しさを兼ね備えた非常に魅力的なキャラクターです。
私は特にティムバートンやジョニーデップのファンというわけではありませんが、この映画は最高に楽しめました。今まで数々の映画を見てきましたが、その中でも1、2を争う映画です。
絶対にオススメします!!
最後に。
この「DTSバージョン」は以前に発売された「コレクターズエディション」よりも手頃な値段なのですが、同様の特典映像は収録されていません。
予告編と、監督の音声解説のみです。
※「コレクターズエディション」にはメイキングやインタビューなど、約1時間の映像特典があります。
スリーピー・ホロウ <コレクタ-ズ・エディション> [DVD]
That's ティム・バートンズ・ワールド。
ホラー映画なのに彼が作るとファンタジーになる。
小道具ひとつひとつまでデザインも自らやるこだわりの世界。
彼のイマジネーションのオトギ話はとても心地よい。