ノベルズ・ジャズ
村上春樹氏の諸作品に登場するジャズを中心に選曲されたオムニバス・アルバム。
多くがジャズのスタンダード曲なので、
オリジナルを求めることにあまり意味はないかも知れないが、
『ワルツ・フォーデビー』ならビル・エヴァンズ・トリオ、
『イパネマの娘』ならゲッツ&ジルベルト、
『マイ・フェイヴァリット・シングズ』ならジョン・コルトレインで聞きたいところ。
実際には、レーベルを越えての選曲は無理なのだろうから、
他のミュージシャンによる演奏が収録されている。
無難にまとまっていて、ジャズのBGMとしては悪くない。
Manteca
もともと、日本のレコード会社のプロデュースでレコーディングバンドとしてスタートしたMJQですが初めて本拠地、NYスイート・ベイジルで録られたライヴ・レコーディングのものです。このCDが発売された直後に大阪ブルーノートでライヴを聴きました。今でもあの夜のことが思い出される1枚です。
マンハッタン・ジャズ・クインテット・アット・ザ・シンフォニー・ホール [DVD]
Mannhattan Jazz QuintetとJames Mackの指揮する大阪センチュリー交響楽団との見事な共演。ジャズ・ファンのみならずクラシック・ファンも楽しめる一枚です。
David Matthews(p, arr)のアレンジもカッコいい。Lew Soloff(tp)は、さすが数多くのビッグ・バンドでリード・トランペッター&ソリストとして活躍しているだけのことはあります。ソロだけでなくテーマもカッコいいです。George Young(ts)は見事に楽器をあやつり、Victor Lewis(ds)とCharnett Moffett(b)は見事にオーケストラとMJQを結び付けています。
'96.12.14 大阪「ザ・シンフォニーホール」にて収録 119分