しにがみのバラッド。 第3巻 初回限定版 [DVD]
とりあえず、見終わって思った事は最終話はやはりそれを持ってきたかぁ、ですね。
個人的には原作第1巻の第1話の「あれ」を持ってくるんじゃないか
と思っていた
ので、ちょっと意外でしたが、確かにこれには勝てないかもしれない。
何だかんだ言いつつもモモは死神ですからね。
やはり最後くらいはきっちり、それっぽい物で締め括るのが礼儀とも言うべき物。
今本当に見終わって思った事は、やはり6話では短いですね。原作にはまだまだ
いけそうなエピソードがいくらでもありますし、基本的に1話独立形式ですから、
ストーリー的に完成度の高い物だけを贅沢により集めても楽勝で1クールは稼げそうです。
と、言う訳で、是非とも続編を作ってもらいたい希望込みで星5個でお願いします。
秘密(トップ・シークレット) 9 (ジェッツコミックス)
前評者が書かれたとおり、「事件が他人ごとではなくなった」のがこれまでと大きく違う点。
しかし、フラッシュバックのように入ってくるこれまでのエピソードのイメージ。そのひとつひとつも、第九の(青木さんの、薪さんの)経験してきたことであり、それぞれの人の「他人ごとではない事件」であったと思い起こさせる。
絵柄について。これまでと違うところは、「血」が描かれているところ、だろうか。
過去巻で感心したのは、この人の書く猟奇屍体は、「血を描かない」ことによって、漫画でしか表現できない美しさが具現していたことだった。 以前、他作品の巻末エッセイだったか、血のリアリズムについて作者本人が触れていたことがあったが、もともと耽美な絵なのだから気にする必要はないのではないか。
または、今回「血」を描くことで、9巻から始まって(そう、まだ終っていない!)エピソードが、特別なものであることを示すのかもしれない。
血云々以前に、ストーリーが急展開して、シリーズの締めくくりに入ろうとしている感がある。
8巻で平和に語られていたように、MRI捜査部門が全国の警察に設けられてメンバーがそのリーダーとして旅立ちました、のような、ハッピーエンドはもはや予見できなくなってしまった。
ただまあ滝沢の登場で話がさらに広がりを見せて、面白くなってきたのは事実。
そして、もしかしたら薪さんの深い深い「秘密」は、次の一冊でも明かされることはなく掘り下げられていくような予感もする。
さて、「境界」に入ってしまった青木くんに、薪さんを救うことは、できるのか?
ずっと「つよし君」を見てきた雪子さんは、見ているだけで終わっていいのか?
目が離せない。
女教師 玲子(24歳)~禁断の美術室~ [DVD]
「元タカラジェンヌのヌード」というフレーズで話題になった作品でしたが、その名に恥じない出来映えでした。水沢梨香さんの美しさに驚き!整った乳房、丸みを帯びたお尻などまさにタカラジェンヌに相応しい存在。全体的な演出もその美しさを引き出していて見事の一言。決して嫌らしくなく、自然体に仕上がっていてグッド!美しいな越えて、「綺麗!」と言わんばかりの仕上がりです。まさに五つ星!まだ見た事のない人は是非見て下さい。
秘密(トップ・シークレット)~The Revelation~ File 4 [DVD]
この、アニメ化された「秘密」は、ターゲットを大きく広げた良質の作品だと思う。
原作ファンにはたいした悪評だが、そっぽをむくほどではないだろう。
どちらかというと大人向けのシックな絵柄と色彩設計ではあるが、
だからこそ、昨今のアニメの、いわゆる萌えキャラに食傷しまくっている私には心地いい。
原作の猟奇度の高さがTVコードに引っかかるのは与件。
アニメオリジナルの事件がおよそ半数を占めるので、原作の読者にも次が楽しみになる。(私は原作をメロディで読んでいます)
原作を忠実に再現することだけがアニメ化の至上命題ではない。
アニメ作家の仕事は、よいアニメ作品を作ること。
それはなしおおせているのではないか。
できれば前半の薪さんの顔は差し替えてもらいたいが我慢しよう。絵柄も崩れていないし(これは相当重要)。
音楽の評判はよくないようだが、中盤あたりによくつかわれる、不思議なモノフォニックのメロディは、少なくとも映像作品のBGMではめったに聞かれない興味深いものだった。
全く原作を読まなくても26話を見ただけでカタルシスのそれなりに得られる、つまりアニメだけで完結した世界を描いているところは、昨今の、裏設定や原作や関連本や解説など読まないとわからない作りのアニメの多いなかで、非常によい光を放つ作品だと思う。
ただし、そのために話が非常に浅くなっている点は大きな欠点として記しておきたい。人間の脳のひいては心の、計り知れない深さを垣間見るような「得体の知れなさ」が原作にはほのかに香っていたが、それが、科学と人間の欲ですっぱりと割り切られていたところは残念である。
(ミクシィに長文を書いたものから結論部分だけ再構成して再掲載しました)