続 ばらっちからカモメール―最後のラブレター
サイバラとの出会い、別れの1場面がとても切ない。 別れた後に、サイバラが映画と飯に誘った時、つないだ手を「ああ、この憐れみは嫌だ。」とそっと手を離してしまう鴨ちゃん。
確かに二人は共依存だったのだろうが、それでも他人事としては別れずにいて欲しかった。
その後また一緒に住むようになった“家族”としての日々は、二人の子どもにもサイバラにも鴨ちゃんにも楽しい日々だったろうなと思うと泣けてきた。
ばらっちからカモメール
最近ではエッセイストとしてもさまになってきた
西原理恵子の旦那さん鴨ちゃんのエッセイ!
絵や写真もありますが、結構文も多く読み出があります。
もちろんりえぞうお得意のマンガもあるし、
悪友ゲッツ板谷さんもバカ家族の紹介で出ています。
3人の中の誰かしらのファンであればもちろん即買いだと思います。
鴨ちゃん独特の文体が良くでており、
またそれにりえぞうマンガがバッチシ!!
この夫婦はなんだかんだいいながらやっぱり息が合ってるなあと
しみじみ感じさせられました。
家族のことや、十八番の異国での出来事についてなど、
ファンが知りたい内容盛りだくさんです。
初めて鴨ちゃん本を読む人にもそんなに辛くない本だと思いますよ!