バキ特別編SAGA (ヤングチャンピオンコミックス)
範馬刃牙シリーズ第二部BAKIの外伝的作品で、
最兇死刑囚編ドイル編末期と並行し、ヤングチャンピオンで掲載されていた問題作。
タイトルのSAGAはSEXを示す漢字 『性』 の、無関係な同音異義語である
性(さが=性質の事) から取ったものだが、それとは別に内容の凄まじさから
ネット上でひとつのサーガ(伝承)として語られるまでになった伝説の奇書。
内容は主人公・範馬刃牙と恋人の松本蛸江のアバラ屋での初体驗を描いたものだが、
脳まで筋肉が詰まった作者の事、SEXを格闘技として捉え、斬新な切り口と独特の手法で
甘美さやエロティックさなど微塵もない濃密な媾合(たたかい)を展開している。
裏表紙に描かれた、人食い妖怪と思しきおぞましき怪物の生首。
ページを開くといきなり見開きで視界に飛び込んで来る、サイケデリックな人体模型図同士の接吻。
更に
「急ぐのだからこそ奔(はし)るッッ」
「なんて…可愛いッッ」
「熱く溶けた泥の海!」
「格闘(たたかい)とセックスはそっくりだ!!」
「快感(ダメージ)を与えろ!!!」
「ドプ…ッ ゴプッズ…ッ ゾプヂュッ ゴプ…ッチュッ チュブゴプッ」
「本能的な故に、的確(ただし)かった!」
と、セリフだけでお腹いっぱいになる板垣節による怒涛の展開。
しかも最後は中年変態オヤジに一部始終を覗かれていましたという事で
覗き魔退治のオチまでつく。(これだから最兇死刑囚は恐ろしいッッ)
例えるなら地獄の潭を覗き込むような体驗ができるので、
伝説の目撃者となりたい方には是非ご一読をお勧めする。
読み終えた本は一家に一冊、魔除けとして使えそうである。
アメトーーク!DVD13 [DVD]
このアメトーーク13巻の見所は…
やはり
「グラップラー刃牙芸人」でしょう!
特に
関根さんの「愚地独歩」の完成度には大爆笑間違いなしです!
刃牙シリーズを知っている人でも知らない人でも笑える内容になっているので
オススメです。