中国武術の奥の深さを、日本人が語るおすすめ度
★★★★★
河野義勝さんという人は昔すごく太っていたらしい。
体重が100キロを超えていたとか。
写真をみると、今はとてもスリムになっているがなぜだろう。
王樹金という人は
太極拳からはじめて、形意拳をやり、八卦拳に行き着いた人らしい。
太極拳のみをやって達人になった人ではないようだ。
河野さんは昔は、攻撃中心の形意拳を好んで練習していたらしい。
この本を読んで伝わってくるのは
太っていて、たいへん人懐っこい著者が、
自分の家に泊まることになった
王老師の側づかえをし、
中国武術を毎日練習し、
直弟子になってしまうという話だ。
エピソードは奇想天外なものばかりで、興味深い。
王老師に愛された最後の直弟子として
語られる話は一読の価値があった。
その後、人生を送る上で、二つ役に立ちました。
一つは、ベジタリアンの王老師が太っていたこと。
←菜食主義だからといってやせるわけではない、という事実に気づきました。
もうひとつは、王老師のいう
「あほう道」という道を理解しました。
←バカ正直に、素直なこころで、
教えを、全部まるごと受け入れることの大切さに気づきました。
素直に良書です。
おすすめ度 ★★★★★
自強不息とは自分をいろんな意味で強くして休まないという意味です。
こんな師弟関係ってうらやましいなあと想う一方で、
大人 王樹金老師のすごさがわかります。
武道やってるひとは読んだほうがいいです。