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アミスタッド

スティーヴン・スピルバーグ
おすすめ度:★★★★★
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言葉の重さと沈黙の重さ
おすすめ度 ★★★★★

一つ一つのシーンが心に重く残る映画だった。忘れられない映画の一つとなるだろう。奴隷船アミスタッド号での抵抗となる暴動を犯罪とするのかどうかを争う裁判を描いた作品だ。
 アンソニーホプキンス演ずる元大統領が、弁護は「いい物語がえがけるかどうかだ」ということばを発する。まさにその言葉通り、暴動のリーダーシンケが語る物語は、聴く者のこころに語りかける。朴訥だが威厳のある言葉。権力や力ではなく「威厳」。それを聴くアンソニーホプキンスは、それまでの饒舌とも思える台詞を失いシンケを見つめる。沈黙で深く心で受け止める。この場面が、私は忘れられない。




人間とは何か
おすすめ度 ★★★★★

脚本、監督、出演者、配役、どれをとってもはまっています。特に奴隷のリーダー役を演じているJ・ハンスーは、もとホームレスという全く無名の黒人俳優。彼の演技が一番の見所といっても言いすぎではない。俳優ではないがエキストラでもない「奴隷役」たちをも絶賛したい。
アメリカの奴隷制度を題材に多くの作品が世に出ている。これはその中でも一目置くべき作品だと思う。実話に元ずくしっかりしたストーリーであり、この事件以後起こる南北戦争につながる出来事として説得力がある。
ただ奴隷として出演した彼らの演技が、あまりに真に迫ってくるため、観ていてつらくなるのも確か。史実として目をそらさずに見据えよう。
メイキングではスピルバーグ監督を含めて主な俳優陣がこの作品を語っている。これは見逃せない「作品の一部」と言える。スピルバーグ監督が「人間とは何か」がテーマだったと語っていたのが印象に残る。



アメリカの正義。人の尊厳。今でも同じ。
おすすめ度 ★★★★★

「人買い」がある国々の間で黙認されてきた時代。「アミスタッド」という奴隷運搬船が米国海域で保護された。この船に積載された褐色の肌の人々の処遇を巡って、事はスペイン女王、英国海軍、米国大統領を巻き込む大事となる。故国から不当に拉致され、自由を得る為にアフリカ人が、若きアメリカ人と共に法廷に臨むという、所謂アメリカ映画らしい、自由の尊重と不屈の精神の象徴のようなストーリーだが、米国の奴隷解放のきっかけとなった史実でもある。

ややもすれば、暗く、退屈になるかもしれないモチーフを、個性的なキャスティングと、テンポのよい展開によって作品の中に引き込まれてしまい、流石にスピルバーグ監督の手によるものだと感心した。

政治力にねじ伏せられ、無残な敗北を噛みしめる!彼らに、初めは冷やかな傍観者であった元大統領(アンソニー・ホプキンスが、素晴らしい演技をここでも披露している)が遂に立ち上がり、法廷での辛辣を極めた彼の言葉は、我々が生きる現代にも痛烈な風刺として胸に突き刺さる。

 「スペイン女王は、スペインのような司法制度をわが国に望んでおられる。そう、11歳の女の子がおもちゃにできる司法だ。」
立場によって「正義」の顔も変わってきたのが歴史。そして自分はどの顔を持つのかを、自問するきっかけになった作品だった。


概要
奴隷船「アミスタッド」の中で暴動が起きた。奴隷貿易の商品として船に乗せられた西アフリカ人53名をめぐる1840年代の裁判を、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化した。アメリカの歴史をざっと知るにはこの映画を見ればいい。作品の物語性や技術の高さに定評のあるスピルバーグ監督だが、『シンドラーのリスト』や最近では『プライベート・ライアン』でもそうだったように、その持ち味にこだわってはいないようだ。どちらかと言えば、作品を美しい映像で飾り、感動を誘おうとしているように思える。壮大なメッセージを込めたかったのだろうが、奴隷制度の描き方は単純で、月並みなものになってしまった。登場人物は、ハリウッド映画におなじみの役割を与えられている。「悪党」役に、スペイン人の奴隷商人を配置。熱心なアボリショニスト(奴隷制度廃止論者)の描き方も一方通行で、側面は描かれていない。そんな中、奴隷を輸送する中で起きる一連のシーンは、リアリティにあふれており残酷さをよく伝えている。『アミスタッド』は、法廷ものとして考えた方がよさそうだ。若く理想に燃える弁護士(マシュー・マコノヒー)がゆがんだ政治システムと戦い犠牲者を助けようとする、よくあるタイプの法廷ものだ。奴隷制度の描き方は、『E.T.』の設定にあてはめることができる。アフリカ人による暴動のリーダーとなるシンケ(ジーモン・ホウンソウ)は、『E.T.』で言うところの宇宙人。仲間とはぐれ、言葉の通じないところで家に帰る道を探すという意味ではそっくりだ。砂に絵を描いて地理を尋ねるシーンや、表情を真似させてコミュニケーションを取らせようとするところなど、マシュー・マコノヒーは、さながら『E.T.』をかくまうエリオットだろう。少年と迷子になった宇宙人の心の交流を描いたSFファンタジーでは文句なしに感動をよびおこした設定である。しかし、複雑に絡み合った歴史という真実を扱うには弱かったと言わざるをえない。(Dave McCoy, Amazon.com)

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