人生にはいろいろなことがあるのだ。おすすめ度
★★★★★
甲斐よしひろ、30周年コンサート。ほとんど曲は「甲斐バンド」の曲で占められていました。しかし、そこには「甲斐バンド」の姿(G・大森氏はツアー直前に死去)は全くありません。
土屋公平を筆頭とする新しいバンド、さらに豪華なゲスト陣。名曲たちがいままでとは違った表情で次々と登場してきます。これぞ、PARTY30。
途中、甲斐氏がMCでいう「人生にはいろいろな事がある。」このDVDは実感させてくれました。
「破れたハートを売り物に」を甲斐氏と松藤氏(元、甲斐バンド・D)が二人並んで歌うシーンで、少しだけ胸が熱くなりました。
人生にはいろいろなことがあるのだ。おすすめ度
★★★★★
甲斐よしひろ、30周年コンサート。ほとんど曲は「甲斐バンド」の曲で占められていました。しかし、そこには「甲斐バンド」の姿(G・大森氏はツアー直前に死去)は全くありません。
土屋公平を筆頭とする新しいバンド、さらに豪華なゲスト陣。名曲たちがいままでとは違った表情で次々と登場してきます。これぞ、PARTY30。
途中、甲斐氏がMCでいう「人生にはいろいろな事がある。」このDVDは実感させてくれました。
30年目の魂の咆哮
おすすめ度 ★★★★★
嘗て,甲斐バンドのライブに,笑顔は,なかった。
20代,30代の甲斐よしひろというシンガーは,頑なに歌で愛を表現し,客に媚びないそのストイックなスタイルで1年中,日本全国を飛び回る流民であった。
月日は,流れ,彼は,50代に入った。
彼は,ベテランの域に達した今もバリバリの現役でツアーを回っている。
しかし,当然の如く,嘗てとは違ったスタンスでライブを行っている。
彼は,トークを楽しみ,信じられないことに,客に対して笑顔を見せる。
昔を知るファンにとっては,驚きにすら価する。
しかし,それをファンは否定しない。
人は変わって行くものだし,その生き様は転向ではなく,円熟である。
甲斐は今も正常進化し続けているのである。
そんな甲斐よしひろの今をこのDVDは,切り取っていると期待している(発売前の予想として…)。
その確信は,筆者が,この武道館ライブの目撃者であることと同時に,長年,甲斐を撮り続けてきた井出情児の作品ということもある。
日本語のロックの先駆者であり,これからも走り続けるであろう甲斐よしひろのひとつの集大成として若い世代にもこの作品を見て欲しい