24歳にして産まれて初めて邦画で泣いた(笑う姿と泣く姿は似ている)おすすめ度
★★★★★
今までに泣かされた映画
・ライフイズビューティフル
・ダンサーインザダーク
・永遠のモータウン
・未来世紀ブラジル
・シザーハンズ
基本、テリーギリアム、コーエン兄弟、ヒッチコック、ウディアレン、 ティムバートン作品しかほとんど見ないのですが、同僚の女性から薦められ見てみたら心をぶん殴られました。
「全米が泣いた」とか泣かせますよ〜的な作品は30分も見れないのですが、このばあちゃんにやられました。
正直、この映画も見始めて30分もつかなーと思っていたのですが、やられました。
人に薦められおもしろいな〜と思った映画がなかったので。。。。。。。
明るい貧乏おすすめ度
★★★★☆
考え方がすべてプラス思考。
貧乏なのにそれに対しての暗さが無い。
ばあちゃんの言葉を聞いていると、なるほど〜。と納得してしまう。
大好きな母親、兄と離れ、ばあちゃんのもとへ行った事により、日常生活においてかけがえの無いことを教わった主人公。
これを見ると、今、持っているマイナスな部分をプラスに考えれば全ての事柄は、そんなにたいした事ないんじゃないかな、なんて思わせてくれました。
総じて言えば秀作かと思うのだが、「イェ〜イ!」が残念。
おすすめ度 ★★★☆☆
原作がよかったので、映画も観てみようかな、という軽い気持ちで観た。
内容的には、ほぼ忠実に原作を再現しており、時代の雰囲気などもよく出ていて、丁寧につくられた秀作だと思う。
がばいばあちゃんを演じた吉行和子も、貧乏の中を力強く生き抜きながらも品のよさをたたえたご本人の写真の、あのイメージにぴったりだったし、かあちゃん役の工藤夕貴も、言葉に表せない母心をうまく演じて、はまり役だった。
ただ、残念だったのは、あれだけ丁寧に時代の雰囲気を再現しているにもかかわらず、運動会のシーンで子供たちが上げる歓声が「イェ〜イ!」だったこと。
この映画の舞台は(少なくともこの運動会のシーンは)昭和30年代だが、子供たちが「イェ〜イ!」と歓声を上げるようになるのは、私の記憶が確かならば、昭和50年代以降のはずである。
そこで一気に気持ちが白けてしまい、そのあと、うまく作品の中に入り込むことができず、あまり感動できないまま終わってしまった。
また、成長した主人公が回想するシーンから始まり、子供時代の場面の中にも、その成長した主人公が時々現れる、という趣向も、効果的というよりむしろ蛇足的に感じられた。
まあまあよかったので、本当は星四つくらい付けたいが、「イェ〜イ!」があまりにも響いたので、その点をマイナスして、申し訳ないが星は三つとさせて頂きたい。
概要
漫才師・島田洋七のベストセラー自伝小説の映画化。昭和30年代初頭、佐賀のばあちゃん(吉行和子)の元に預けられた少年の心情が、ばあちゃん独自の卓抜としたユーモアとともに気持ちよく描かれた好篇である。“がばい”とは佐賀弁で“すごい”といった意味。「ばあちゃん、おなかすいた」「気のせい気のせい」と、貧乏にめげることなく明るく交わすばあちゃんのたくましさは、まさに“がばい”!(なおこの台詞、実はフランク・キャプラ監督の『ある夜の出来事』の中に出てくるもの。ばあちゃんはあの映画を観ていたのか?)演じる吉行和子の名演。そこからは現代の繁栄の中で人々が忘れてしまった何かを確実に思い出させてくれる良さがある。我が子を預けざるを得なかった母親(工藤夕貴)の悲しい想いもきちんと描かれているのもいい。(増當竜也)