+ ある殺し屋 +

ある殺し屋

市川雷蔵
おすすめ度:★★★★★
最安値はこちら!

Amazon.co.jp



「色と仕事のけじめのつかねぇ男はごめんだな」
おすすめ度 ★★★★☆

上映時間が90分以内という点でも+星1つ。
現代劇の市川雷蔵を見るのはこれがはじめてだったので、見る前はどんなもんかなと心配だったが杞憂にお
わった。回想シーンを組み合わせた凝ったストーリー構造は評価が分かれるかもしれないが、躓くこともダレる
こともなく見終えることができる。肝心の殺人シーンはちょっと安易だとしてもだ。そしてやっぱり"ミッキー"成田
三樹夫氏と小池朝雄氏という二人のすばらしいバイプレイヤーが脇を固めてると言う点でもこの映画にさらに
+星1つ。宮川和夫氏に+星1つ。そして市川雷蔵主演なので+星1つ。計四つ。
けど、できれば増村保造氏に撮って欲しかったというのが正直な希望。

DVD特典はロビーカード、スチール、予告編。



雷蔵さま、カッコいい〜♪
おすすめ度 ★★★★☆

「色と仕事のけじめのつかねぇ男はゴメンだ!」
ああ、塩沢(雷蔵)ったらカッコいいわねぇ〜♪

お金に惑わされないし、自分を裏切った仲間に
麻薬を残したり、やる事がクールで素敵だった。

それに比べて、前田(成田三樹夫)のダメっぶり!
最後の人真似ゼリフの情けなさは最高だった!

見どころは、ズバリ前田の小者ぶりかも!?(笑)

物語は面白いし、想像力を掻き立てられるし、
歌手の小林幸子さんもとても可愛らしかった。

タクシー初乗り100円、ラーメン食堂380円、
ホテル休憩600円、泊まり1500円などなど。

当時の物価も面白いな〜と思いました。



色と仕事
おすすめ度 ★★★★★

ある殺し屋とやくざと一人の女が、2億のヤクを奪う。しかし、やくざと女は殺し屋を・・。「色と仕事の区別がつかねぇ男はごめんだ」、「女は色と仕事の区別がつかねぇ、ごめんだな」。この二つのセリフを聞けただけでも僕的には満足だ。大映時代の成田三樹夫はニヒルでクールでメッチャ渋い。この作品では、まだまだ青い若造を演じ、渋さは若干薄いが、このセリフをはいた様はとびきりカッコよかった。市川雷蔵も時代劇のイメージが強く、セリフ回しなど若干違和感があったが、寡黙で冷静な殺しのプロをさすがの存在感で演じている。立ち回りなどさすがといった感じ。僕の世代としては野川由美子がとても可愛くてビックリした。お綺麗な人とは思ってたけど。



森一生の集大成
おすすめ度 ★★★★☆

オープニングちかくで墓地のヨコに建つボロボロのアパートを描写するところに、
二つのズームショットが連続するのだが、この映画の撮影は実はあの
溝口健二の戦後作品になくてはならない片腕、宮川一夫である。
1967年といえばすでにベテランの域に達していた彼のアイデアであったと
される(森一生監督談)このショットに、常に新しいテクニックに挑む彼の
キャメラマン魂を思う。その宮川の強いキャメラへのこだわりと、監督森の
早撮りの駆け引きの妙が、主演市川雷蔵と、野川由美子、成田三樹夫、
小池朝雄といった癖の強い俳優陣と絡まるとき、この時代の大映京都が
目指した、後に和製ノワールと呼ばれる現代劇のひとつの頂点を見せた。
高度成長期の頂点で、戦争の記憶へのひとつの区切りをつけた時代
とも重なり、増村保造、石松愛弘による脚本のもつ独特の戦争への
視点をうまくメタファー(隠喩)として見せるインサートショットや、赤色へのこだわ
り、そしてフィナーレで成田を通してみせるユーモアなど、森(監督)自身も
言うように、彼の集大成的な作品。
それにしてもこの時代の邦画のおそるべき実力の、これはほんの片鱗
にしかすぎないことを、現代邦画人はもっと真摯に受け止めるべきだろう。



市川雷蔵、最高にかっこいいです
おすすめ度 ★★★★★

市川雷蔵の珍しい現代劇のシリーズ物。タイトル通り殺し屋が依頼を遂行するまでを淡々と描く。森一生監督の抑えた演出は見事。こういうのをシャープな演出というのか。市川雷蔵は現代劇でも最高にかっこいい。宮川一夫による撮影も見事で、カラー作品ながらモノクロのように冷淡で抑えたトーンの映像は素晴らしい。最近の派手な作品に見慣れた観客には受けないだろうが、傑作中の傑作の待望のDVD化は嬉しい限り。
成田三樹夫や小池朝雄といった名優の演技が見られるのも嬉しい。続編「ある殺し屋の鍵」とともに必見。


藤原審爾 最新動画

藤原審爾 の最新情報

夏目義徳 藤原審爾 のののパズルちゃいリアン