教育基本法に「愛国心」と言う「うさん臭い」言葉を入れるよりも、強制的に日の丸を仰いで起立して「君が代」を歌うよりも、教師も生徒も、いやそれより役人や政治家と言った大人こそ、この作品を読むべきです。
戦争を知らないおすすめ度
★★★★★
わたくしは戦争というのをしらない。
特に「沖縄と戦争」
どうゆう話なのかしりたかった。
灰谷さんの本は随分と読みました。そして、いつもどうして
人間は戦争をしてしまうのかと、疑問ばかりがうかびます。
今もこれからも多くの人が灰谷さんの作品を読み悲しみや
小さな庶民の生活までも失ってしまう、この「戦争」を
考えてみてほしい。
世界中からなくなる日はくるのであろうかと、こころが
くもってしまいます。
悲しみを知っている人の優しさ
おすすめ度 ★★★★★
灰谷さんの作品に出て来る人たちの多くは、悲しい過去を持っている。そして、底抜けに優しい。灰谷さんも、多くの心の傷を抱えているのだろう。
この作品には、悲しいことが一杯出てくるけれども、優しい人々たちの存在で、読んでいるうちに、元気が湧いてくる。
若くて、悩み苦しみが少なかったときには、灰谷さんの良さがわかっていなかったように思う。今は、一言一言に、慰めを受け、励ましを受けている。