恐ろしく高い完成度おすすめ度
★★★★★
モノクロ版は発売当時にクリアしてこの度DXを購入しました。
このゲームの一番優れている点は操作性であると思います。
当時の携帯機でここまで自由に快適に
様々なアクションができるゲームというのは殆ど無かったと思います。
最新ゲームと比べても全く見劣りしません。
ただし、ボタンが少ない為に頻繁にアイテムの切り替えをしなければならないのは
少し面倒かもしれません。仕方の無いことですが。
次に素晴らしい点は世界観です。
島の住人たちは皆ユニークで愛らしく
クスっとなるイベントやテキストが散りばめており
どんどん続きが見たくなります。
しかし、進めるに従って明らかになる「夢をみる島」の真相は非常に切ないもの。
住人たちの愛くるしさ故に、やり場の無い寂しさを感じてしまいます。
全体的にアクションの難易度はそれほど高くなく
謎解きはヒントも充実していますのでゼルダ初心者の方でも根気良く
頭を使えばクリアは出来ると思います。
残念ながらDSでは遊べないので対象は限られるかもしれませんが
中古のGBAやGBCは今ではかなり安く手に入りますし
本体ごと買っても十分元が取れる名作だと思います。
概要
本作は、1993年に発売されたアクションRPG『ゼルダの伝説 夢をみる島』をゲームボーイカラー対応版(専用ではなく共通)としてリニューアルしたソフト。舞台となるとのは、ハイラルではなく「風のさかな」と呼ばれる神が眠る不思議な島。主人公リンクはハイラルへ向かう航海の途中、嵐に遭い、この島へ流れ着いてしまう。 基本的なシステムや物語の内容に関する変更はなく、いくつもあるダンジョンをアイテムを使って先に進んだり、パズル的な問題を解いたりしながらクリアしていくというもの。COLOR対応になり色合い豊かなグラフィックで楽しめるようになり、ゲームボーイカラーでプレイすると新しいダンジョンが出現するという、一風変わった仕掛けも用意されている。また、ゲームボーイの周辺機器であるポケットプリンタにも対応しており、ゲーム中に集めたリンクのさまざまな写真をプリントできるというおまけ要素も用意されている。(池村慎一)