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ふしぎの国のアリス スペシャル・エディション

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違和感…
おすすめ度 ★★★☆☆

この物語自体は言うまでもなくステキです。
自分もふしぎの国に迷い込んだかのような疑似体験が味わえます。

ただ、皆さんもおっしゃる通り、
セリフや歌詞・キャラクター名(イカレ帽子屋→マッドハッター)・一部声優さん(女王)が、
15年ぐらい前に購入した、慣れ親しんだものと変わってしまっていました…。
違和感があってショックで、画質の落ちたVHSを引っ張り出して見てしまいました。



比較レビュー
おすすめ度 ★★★☆☆

今回は、原作キャロル版アリスとの比較の視点でコメントします。

まず過剰論理ナンセンス(及びパロディ)作品としての原作アリスとは、
かなり方向性が異なっています。
また、今更な上当たり前かもしれませんが、テニエル画ではありません。
さらに、鏡の国のアリスとの混同も見られるので、
熱狂的な原作ファンには気になる点が多いかもしれません…
(もっともそういう人は、まず手に取らないかもしれませんが…)

ただし、作品自体の出来は秀逸です。
児童文学の枠に収めるには難解な点の目立つアリスシリーズを、
可愛らしいキャラクターと音楽で万人向けに上手に作り直しています。

論理問答や言葉遊びの要素は薄まり、少々ですが教訓めいた場面も出てきます(←これは、ナンセンス作品としてはちょっとアレなんですが…)。
ころころと変わる場面展開に、不思議な登場人物たちと賑やかな雰囲気が楽しい一本となっています。
特に子供は喜びそうだと思いました。

総評として、
キャラクター性に重点を置くことで「万人向けアニメ」として作り直されたアリス。
といったところでしょうか。
エンターテイメント作品としては面白かったと思いますが、やはり原作の「面白さ」とは別種のものです。
特にアリスシリーズの中にある文系の「ニヤリ」という感覚が鳴りを潜めてしまっているのが
少し痛かったですね。

まあ、作品自体は面白いので、
「ディズニーはちょっと…」と思っている原作ファンの方も、
一度比較をかねて見てみる価値はあると思いますよ。



摩訶不思議・摩訶不思議
おすすめ度 ★★★★☆

キャロルの原作本を文庫で読んだ私には
映像化されるとこうなるんだ!と納得することが多くて、
ディズニーの「アリス」を見てしまうと
他の映像作品(実写映画や絵本など)が後発に見えてしまい困りました(^_^;)
それくらいインパクトは大きく、これが原作じゃ!とまだ思ってしまうほどです。
コロコロ変わる場面場面が鮮やかでとてもかわいいです。
小さなお子様には絵本などを読んだ後に見せてあげるといいと思います。

そもそもが理屈の通らない世界を描いているので
”感動”するって言うより”楽しむ”って言う世界。
迷路に入ったつもりで楽しみましょう



オモチャ箱をひっくり返したような世界
おすすめ度 ★★★★★

大好きです!

ルイス・キャロルの原作よりはるかに面白いと思います。
アリスが白ウサギの後を追って井戸に落ちた後は、原作以上に不思議でへんてこりんな世界が展開します。

双子のディーとダムの物語る「セイウチとカキの話」。(カキの殻を女性の帽子に見立てたのが最高です)
イカレ帽子屋と3月ウサギの騒々しくも愉快な「誕生日でない日」のお茶会。
芋虫とアリスの禅問答のような会話。
庭の中で豪華に咲き誇る花々の美しいコーラス。
とにかく目まぐるしく話が移り変わるのでストーリーをキチンと追うのが好きな人は目を白黒させるばかりです。

そして真打はハートの女王。
まさしく「太っちょで残酷で意地悪な暴君」ですが、どこか可愛らしい。
奥さんの尻にひかれっぱなしの王様との蚤の夫婦ぶりも微笑ましいです。

ラスト女王とアリスの追いかけっこに、まるでカーテンコールであるかのように今までの登場人物が次から次へと加わって、嬉しさに拍手したくなりました。

残念なのは英語での言葉遊びの部分が多いので、日本人には理解できない部分がたくさんあるところでしょうか?




最高
おすすめ度 ★★★☆☆

やっぱりアリスは本当に最高!!!しかし☆3つの理由はどうしても昔から慣れ親しんでいる吹き替えが印象強くやっぱり馴染めないんです!大好きなんですけど、何故吹き替えかえてしまったんだーって言いたいです┐('ー`)┌


概要
ルイス・キャロルの古典を映画化した、想像力に富んでいるが、やや寒々としたこの1951年のディズニー作品は、ほどよくシュールではある。アリス(声優はキャスリン・ボーモンド)は原作通りの出来事を体験していく。縮んだり、大きくなったり、白ウサギに出会ったり、いかれ帽子屋とお茶会をしたり。キャラクター造型が強力で、原作の奇妙な登場人物たちをスクリーンに再現すべく努力したスタッフの苦労が伺える。だが、ディズニー作品にとしては、心から楽しい経験というより自己満足めいたアイデアを合体させたものを見たという印象が残る。(Tom Keogh, Amazon.com)

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