再生を描いた最も分かりやすい映画。おすすめ度
★★★★☆
実はこの映画の予告編は私の大好きな映画「ターミネーター」の音楽が使われていた。それだけで嫌悪感が出てしまい劇場には足を運ばなかった。それぐらい予告編は重要なので安易に他の映画の音楽は使って欲しくないですね。
それから数年後レンタルで見た。正直な感想は、面白い、だった。話はやや荒削りなところもあるがそこは監督の演出力で補ってあまりあるものだった。特に印象的なシーンは麻薬工場の銃撃戦。既に自分が殺されてしまった悲しみが出ているようで何度も見てしまった。それと後半クラレンスに左胸を金属の棒を突き刺されるシーン。ロボットで痛みを感じないはずのロボコップが悲鳴を上げるシーン。もう1度死にたくないと言う主人公の気持ちが出ている。
シャロン・ストーンによれば「トータル・リコール」の打ち合わせでもポール・バーホーベン監督はとてもエネルギッシュで椅子に座っているのに体を揺らして説明するものだから本人も知らない間に体を揺らしながら聞いていたとか。
文句なし!おすすめ度
★★★★★
ブルーレイ版と迷ったけど特典映像が全くなかったこととブルーレイなのにMPEG2でがっかりだったのでDVDを購入。
あの足音聞いただけでも懐かしさと興奮が甦りました。
マーフィーが死ぬシーンがより残酷になっていてあまり直視できないけどw
メイキングだけで買う価値ありです。映像もそんなにこだわらなければDVDで十分です。
やはりシリーズ物は最初のが最高です。
より残酷におすすめ度
★★★★★
ディレクターズカットは初めて観ました。たかが一分たらずの追加シーンが含まれているだけですが、より残酷かつ過激さが増したと思います。ED209は欠陥のためバカ丸出しで、機関銃のような武器でケニーを徹底的に射殺します。死んでいるのも構わず打ち込む凄まじさが描写されています。マーフィもライフルで右腕が吹き飛ぶシーン、銃弾を浴びるシーンが別の角度から描写されたりしていて残酷そのものです。ぜひ観てください。
画質&音質もアップ
おすすめ度 ★★★★★
購入前は「たかだか1分くらい中身が違うくらいで買い直すのもなぁ・・」と思ってたのですが、購入して正解でした。単にDTSを付加したDVDでは無いです。音質も画質もかなりアップしていて、より作品の持つ世界観が鮮明になりました。
ディレクターズカット版については、かなり残虐性が増してますね。とはいえ作品の質を落とすことなく、深みが出てます。
特に印象深いのが、銃弾を撃ち込まれたマーフィーにルイスが近寄るカット。
劇場公開版ではルイスの顔のアップで終わってますが、ディレクターズカット版では2人を同時に映したカットで終わってます。ほんの数秒の追加ですが、なかなかかっこいいシーンになってます。
次世代メディアも良いですが、DVDもまだまだ捨てたもんじゃないと思いました。
ファンなら買いです!
概要
近未来のデトロイト、犯罪発生率の高いこの街は、警察までも巨大企業オムニ社の傘下にあった。そんな中、殉職した警官マーフィ(ピーター・ウェラー)はオムニ社によって“ロボコップ”としてよみがえらされるが…。
『氷の微笑』などで知られるポール・ヴァーホーヴェン監督の出世作ともなった人気SFアクション・シリーズの第1弾。壮烈なバイオレンス描写と皮肉たっぷりのブラック・ユーモアが混在し、善悪の別もつきづらいシチュエーション下で、メカにされた人間の苦悩までもが見事に醸し出されていく。ロボコップのデザインも秀逸。ベイジル・ポールドゥリスの骨太音楽も、今や映画音楽の定番だ。アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭最優秀SFX賞および高等技術委員会賞を受賞。(的田也寸志)