美しすぎる!P.ニューマン&E.テイラー!おすすめ度
★★★★☆
有名なテネシー・ウィリアムズの戯曲の映画化作品。
よって、多少舞台演劇臭がただよいますが、
やっぱりいい脚本はいいですねー。世界観が今とは全く違いますがね。
今では老体のポール・ニューマンとエリザベス・テイラーが
かつては、こんなにも美しかったのか!と驚かされます。
そして、ハンサムなだけでなく、ニューマンはやっぱり演技派ね、
と納得させられる一本でもあります。
不良息子ブリック役は、彼以外で想像できないほどです。
おまけ特典が無いので星は四つですが、
なぜか何度も見てしまう魅力があります。
どうしようもない焦燥感
おすすめ度 ★★★★★
家族ドラマである。ストーリーは静かに進行するが、登場する人物の人間関係は「熱いトタン屋根の上の猫」のように、逃げることができない焦燥感が漂う。家族の絆が薄くなってきた現代で家族揃って観る事ができる素晴らしい作品。父と子、夫婦のあり方など考えさせられる。ポール・ニューマン&エリザベス・テーラーが非常に素晴らしく2人の演技を観るだけでも必見の作品。
概要
アメリカ南部の旧家、当主のビッグ・ダディ(バール・アイヴス)はがんに侵されているが、本人はそのことを知らない。彼に溺愛されている息子ブリック(ポール・ニューマン)は酒びたりで妻マーガレット(エリザベス・テイラー)とも上手くいっていない。そんな折、父の財産を目当てに長男夫婦が帰省してきた…。
テネシー・ウィリアムズの同名戯曲を名匠リチャード・ブルックス監督のメガホンで映画化。まさに熱いトタン屋根の上で猫がのたうちまわるような家族の愛憎劇が、画面狭しと繰り広げられていく。主人公的存在のブリックが同性愛者であるという設定も、当時としては衝撃的なものだったろう。美人スターから演技派への転向を図ったリズの熱演も認めていい。(的田也寸志)