愛情物語~映画音楽名演集
以前、この愛情物語を持っていたのですが、何度か、引越しをしてる内に無くしてしまい、 CD屋さんを何軒か回ったのですが、同じものがなく、諦め掛けていたときに、やっと見つけました。本当に 良かったです。
愛情物語 [DVD]
これは今までに何回か見ている映画で、でもやっぱりキム・ノヴァクは色っぽくていいなあ、どこか謎めいたところがあるのがまたいいなあ、きっといろんな男といろんなことをしてきたんだろうなあ、とか、彼女の「手が綺麗な男が好き」というセリフはおいらもどこかで言われたことがあるなあ、とか、強風が吹くと凶事が起こるというのはちょっと古臭いクリシェだなあ、とか、せっかくのショパンの夜想曲もカーメン・キャバレロによってこういうふうにズンタカズンタカ弾かれてしまうともう俗悪すれすれだなあ、とか、おや、このピアニストが最初に故障した指は確か右だったのに、いつの間にか左手を痛がっているのはどういうわけなんだろう、とか、実在した主人公のエディ・デューチンは甘いマスクと清潔感を漂わせているのに、どうしてタイロン・パワーのような脂ぎったオッサン役者を起用したんだろう、とか、でも映画の中で主人公が息子と最終的には和解できて2人で連弾するとこはなんだかグット泣けてきたなあ、とか、とかとんとん思っているうちに主人公が白血病で死んでしまうと可哀想で涙がチョチョ切れて、しかしこの映画の原題は「エディ・デューチン物語」なのに、いったいどうして邦題は「愛情物語」などというバカげたタイトルなのだろう、とまたしても考え込んでしまったのだった。
愛情物語〜オリジナル・サウンドトラック盤
美しいメロディはもちろんですが、よくまあこれだけ指が動くなぁと感心させられます。こんなに上手に弾けたら気持ちいいだろうな~♪戦地で男の子と演奏する「チョップスティックス」は思わず微笑んでしまいます。本当に素晴らしいです1枚です。
愛情物語【字幕版】 [VHS]
当時(1950年代)はグレンミラー物語やベニーグッドマン物語、五つの銅貨(レッドニコルスの物語)など多くの音楽家の伝記映画が作られましたが、これもそれらの中のひとつ。
主人公のエディーデュ-チンは日本ではほとんど知名度がなかったため、原題の“Eddy Duchin Story”ではなく、「愛情物語」という邦題にしたそうです。しかし、映画の出来は秀逸です。タイロン・パワーとキム・ノバックというハリウッドを代表する美男、美女の組合せはそれだけで画面が華やかです。特筆すべきはパワーのピアノ演奏のシーンです。パワーが扮するエディーデュ-チンはピアニストですが、パワー自身の手による演奏シーンは完璧と言えるほど音楽と一致しています。この映画の成功により、パワー自身はピアニストではないにもかかわらず、全米ピアニスト協会の会員に推薦されたというエピソードがあります。
とにかく必見です。
愛情物語【字幕版】 [VHS]
30~40年代一世を風靡したピアニスト、エディ・デューチンの波乱の生涯を綴った感動の名作です。甘美な演奏で成功を収めた音楽家としての人生だけではなく、愛妻の死、息子との葛藤、妻の死を乗り越えて得た幸福など、感動的な人間ドラマに仕上がっているところがポイントです。
物語の折々で演奏されるショパンの『夜想曲』をアレンジした『トゥ・ラヴ・アゲイン』は、今やスタンダードと称されるほどの名曲になったことからも、この作品がいかに多くの人々に愛されているかを示しています。
デューチンを演じたタイロン・パワーのピアノ演奏は、実際には人気ピアニストであるカーメン・キャバレロが奏でているのですが、まるで実際に自分で弾いているかのような演技で、圧巻です。このカーメン・キャバレロは生前のデューチンと親交があったそうで、ほぼおなじ時期にダンス・バンドリーダーやピアニストを務めていたそうです。
タイロン・パワーの名演技はもちろん、デューチンの息子ピーター役の子も、なかなかの演技を見せてくれます。