ICO公式ガイドブック (The PlayStation2 BOOKS)
ゲーム攻略本といいつつも、ほぼこれはメモリアルアルバム的な目的で買われる事をオススメします。現に自分はクリア後に大分経ってから購入しました。謎解きの答えを読んでしまってはゲーム自体の面白みが半減してしまいますしね。もちろん、謎解きが苦手でゲームが進まない等の理由で買うのも攻略本の一般的な需要形態なので全く問題有りませんが。
このゲームの一つのウリが幻想的な風景だと思います。それらの風景写真(あえてそう形容させて頂きます)を多数掲載したこちらの攻略本は、プレイ後にそれらの風景に浸る為に読む事が主な目的となるでしょう。微量ながらラフ画等の設定も載っています(開発中のPS版ICOの映像なんてのもおもしろいです)うっかり見逃した隠し要素を確認し、再度挑戦してみてもいいでしょう。
とにかく、ゲーム中にその美しい風景に見とれた覚えのある人、クリアしてなお感動の余韻が残っている人、そして純粋にICOのファンの人は是非とも手元置いておきたい一冊です。
クロスファイア [DVD]
ミヤベ作品にここ2〜3年はまっていて、「クロスファイア」が一番最初に読んだ作品だった。
映画やドラマもほとんど見たが、そのすべてが駄作と言える出来。
唯一良作といえるのがこの作品だ。
原作では途中から同じ超能力者との関係に溺れていく主人公だが、
正直結末を描くために無理矢理あの展開に持っていった感じだった。
映画の中で同僚に想いを寄せる主人公の方がきわめて自然に感じた。
この作品は原作とは全く別の作品として鑑賞することを勧める。
ミヤベ作品はどれも複雑な人間関係が描かれているので、
これらをすべて表現するには恐らく今の日本人の監督では能力が足りないのだと思う。
それと「青木淳子」と「矢田亜希子」のイメージが違うという人が多いが、
若くてちょっと綺麗で、でも翳がある女性がイメージなら
「矢田亜希子」はよく演じていたのではないだろうか。
All She Was Worth
A stunning look at Japanese society, economy (consumer lending culture in particular), culture and more in the 90s. Eye-opening and extremely well-researched (without being heavy or boring) by Miyuki Miyabe. Fiction that tells a very real story of one woman trying to disappear, and the police investigator trying to find her.
Riveting, well-written contemporary fiction by one of Japan's most popular and prolific female writers. I've heard this book is even used in some Western universities to study Japanese literature. Well worth your time. You'll race through the 300 pages in no time and want more!
ブレイブストーリー ~ボクのキオクとネガイ~
原作を読んでからすっかりブレイブ・ストーリーの虜になりました。もうすぐ映画化もするので、ゲームとかは発売されたりはしないのかな、と思っていたわたしにとってはまさに、待ってました!と言えるソフトです。
これは予想になりますが、やっぱりジャンルはRPGで戦闘とかあるのかも……。詳しいことはあまり分かりませんが現時点で分かっていることは、主人公を「ワタル」と「ミツル」の二人から選べたり、仲間を選択できるなどシステムも満載らしいことくらいかな。
映画と同様に期待が持てるゲームではないかと確信しています。
長い長い殺人 [DVD]
WOWOWは近年、精力的に長編サスペンスを製作している。もとから映画に重きを置く放送局なので、ある意味でどの局よりも製作への意欲は強いはずだ。タイアップでお腹いっぱい、というスタイルも採らず、紳士的な作りがよい。本作は「理由」並にたくさんの実力派俳優が出演しているが、谷村美月と田中要次のパートがいまいち意味がわからなかったり(全体への影響という意味で)、いくつかの不満点はある。でも全体的にはのめり込める面白さがあった。サブテーマとしてTVレポーターの追っかけが描かれているが、最近はこのテのネタもみなウェブで確認し、議論するようになってきた。「模倣犯」もそうだが、20年後に観たら「あー、この時代はTVワイドでこういうのをやっていたんだよなあ」というノスタルジーに変わっているかも。TVの追っかけシーンが主軸の作品もこれが最後になるかもしれない。殺人予告もWebで公開される時代だしね。その意味でも興味深い作品であった。