恋愛適齢期 [DVD]
中年の男と女といえば、日本では「ウザイ」「ださい」「くさい?」という形容詞でしか認知されていない。これは日本が幼児文化の国だから。中年の可愛らしさを描いたこの作品、さすが大人の国ですね。 ニコルソンは「サメ笑い」で有名ですが、ここではなんともお茶目だなあ。63歳で初めて愛に目覚めた「おくて」なプレーボーイ。ハマってます。まさかお**までご披露して奮闘してくれるとは!キートンもちょっと愛に臆病な脚本家(恋愛のことは本にかけるくらい詳しいのに!)を身体を張って演じていて、凄く親近感を感じます。肉食動物のニコルソンに対し、草食動物系のキアヌの対比もいい。爽やかな一陣の風を送ってくれます。映画の作りとしては、前半の勢いが、後半やや失われた感は否めませんが、ここまで笑わせていただいたので大満足と致しましょう。付録として監督とニコルソンが、撮影時のエピソードを語っている解説が付いています。これを聞くと、こういう「肩のこらない」映画を作るには製作側がどんなに肩がこってるか、カップの持ち方、脚の組み方一つに役者としてのプライドを賭けているか、がよく分かります。ニコルソンのたっぷりした美声で英語のリスニングの勉強にもなるし、皆さんもぜひ楽しんでくださいね。
恋愛適齢期 [DVD]
まず、D・キートンの魅力にはまります。
人気戯曲作家のエリカ(D・キートン)の娘が連れてきたボーイフレンドは、なんと63歳のハリー(J・ニコルソン)。二人の出会いは最悪。
エリカがハリーに放つ「男が若い女を好む理由」の台詞が秀逸です。
そんなエリカに、30代の素敵な青年医師(K・リーブス)が恋心を抱くという夢のようなシチュエーション。
やがて、二人の男性から愛されてしまうエリカ。
J・ニコルソンとD・キートンとのベッドシーンが笑わせてくれました。血圧計と老眼鏡が必要なシーンの面白さは絶妙。
D・キートンの全裸も見所。
キートンの年齢を重ねたなりの、美しさと知性と可愛らしさは、とても魅力的。
脚本が良いので、J・ニコルソンとの絶妙な掛け合いが、楽しめます。
D・キートンに恋する青年医師のK・リーブスも素敵。
D・キートンのカジュアルファッション、小物使い、黒いドレス姿も、お手本にしたいほど洗練されています。
起業適齢期―56歳だから実現できた「ブランド」
「アラヤ・ブランド」の確立がサブ・タイトルではあるが、ハイククール卒、団塊世代の銀行員が、取引先オーナーからの要請に応える形での外部出向を機に退職。スカウトされた転職先での苦労を乗り越え、最後に社長として成功を勝ち取るまでの「私の履歴書」的要素が強い印象を受けた。
取引先オーナーよりの信頼、実名入りの銀行上司の助言や、美術を介した偶然の出会いであった顧問からの貴重なサポート等、成功を担保した大きな決め手は人との繋がりと、それを受容、活かしてきた著者の柔軟性にあったものと思われる。
外部出向先での思わぬ苦労や転職先での苦戦、起業後、軌道に乗るまでの最初の危機と、それを救った大口受注の話や、直近の危機も経験を活かして乗り越えた件り等、臨場感十分で、一気に読めた。
銀行員、OB、経営者まで幅広く楽しめるお薦めの書。
「35歳からの出産」を選ぶあなたに―自分で決める出産適齢期
産婦人科って、なかなか行くのに敷居が高いのですが、この本には医学的な説明がしっかりあって、とりあえず病院にいく前に、「先生に聞いてみたいなあ」と思っていることを教えてくれる感じです。
それに、やっぱり高齢出産をした著者の「私は」という視点でしっかりと意見が書いてあるので、医学本のように退屈でなく、とても共感できました。とくにクアトロテストという、お腹の子がダウン症などかどうかの確率を調べるテストについては、著者や中山先生が自分はこうした、ということを紹介してくださっています。高齢出産だとリスクが高いのでは?という深い悩みを、みな共有しているのだと実感できました。
読みながら「そうそう、そうなのよ〜」と声をだしちゃう感じの本です。
恋愛適齢期‾Something’s Gotta Give‾ オリジナル・サウンドトラック
映画館で観た時、バックに流れる音楽で「あれ?これはもしかして!」と
思う場面が何度かありサントラを購入しました。「あ~やっぱりジャンゴだ!」「え~?アーサ・キット~!!」「うわ~ジャック・ニコルソンの声ってなんてセクシ―なの。。」etc。ため息やら驚きやら、もう大感激の一枚です。特に映画の中、泣き笑いで大忙しながらも自分のリズムを取り戻していくエリカ(ダイアン・キートン)のバックにこのアーサ・キットの”私が探している男”が流れるというのがホントに心憎い選曲!
大人であることが嬉しくなるような、心躍る素敵なアルバムです。