特攻の島 1 (芳文社コミックス)
■「ブラックジャックによろしく」の作者の作品らしく、
ギリギリの死生感を巡るやりとりの沈黙度が深く、すざまじい。
■絶望的な戦場と化すことが予感されている、戦争末期の日本。
ここに、死生感が磨かれ、「命を燃やす」方法としての「回天搭乗」が、
選択肢に上がるのも無理はないが、
この「命を燃やす」という思いを、これらの戦時下の国家感と
軍政下の強権という環境・時代背景抜きに、
現在のニート化する若者の薄弱化、生きること時代の無目的化に
重ねてしまうだけの作品にならないようにして欲しい。
■作品を、現代のテーマとの関連性に、変に繋いで駄作になった力作が少なくないだけに、
同時代の環境こそ批判的に、また、否定も肯定もできない時代環境の息苦しさ
自体を、現代の若者に体験できるような、
狭き回天の内部にして、奥行きのある世界観の提示、作品の展開に期待します。
この作品には、日本全体が、本当に注目して欲しいと思う。
漫画貧乏
漫画業界の赤裸々な事実(原稿料、印税、印刷費用、一次使用・二次使用の契約など)を、書き手の立場から眺めた実録記録です。漫画好きは読むべきです。
「ブラックジャックによろしく」が講談社で休載が多かった理由、小学館に移った理由、漫画 on Webを立ち上げるに至った理由などが明らかになります。
イチ読み手として、いい作品を書く漫画家を助けるために、ただその漫画を買っているだけではだめかもしれない、と思いました。
http://mangaonweb.com/welcome.do
海猿 スタンダード・エディション [DVD]
熱血スポコンで大好きなダイビング、海の中の様子がでてくる。
ちょっとくさいところもありますが、それはそれで。。。
仲間たちもつらい訓練の中にも明るさがあり、いい感じでした。
特に居酒屋での対決は、面白かった!
あんなのほんとにやられたら、店はたまったものじゃないけど。
全体的になかなか格好良かったです。
海猿 プレミアムDVD-BOX
伊藤英明・・・、彼をちょっと見直しました。同性としてあまりいい印象を持ってなかったんだけど、「海猿」ではホント、男だなあと感心しました。藤竜也も無骨な男って感じがはまり役だったし、ほかの役者も
いい味出してました。ほんと、かっこよかった。