レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52))
「レッドオクトーバー」がたくさんの人に愛され、
大ベストセラーとなったのは、
現実にありうる、と思わせるリアル感があったからだとおもう
そこには万能な超兵器などはなくて、
実際の論理に則して動きを制限された潜水艦と、
そこに乗務する人の、圧迫感、閉塞感、緊張感といったものがある
下巻に入り物語も佳境へ 潜水艦戦で魚雷も飛び交う
しかし、リアルな背景の上に描かれているのは人
たくさん出てくる個性的な登場人物に引き込まれました
おもしろかった
今度は、英語版を読んでみたい。
レッド・オクトーバーを追え!【字幕版】 [VHS]
グリシャムやスティーブン・キングと並ぶ人気作家クランシーのJack Ryanシリーズの第一作。原作のような緻密なハイテク描写やいくつもの絡まった伏線には欠けるが、ショーン・コネリー演ずるラミウス艦長の存在感も充分で楽しめる。原作を併せて楽しみたい。
レッド・オクトーバーを追え! オリジナル・サウンドトラック
ロボコップなどの音楽監督としても知られるベイジル・ポールドゥリスが手がけた「レッド・オクトーバーを追え!」のサントラ盤です。
ロシア正教の賛美歌?風の音楽が、謎めいていてどこか神秘的な雰囲気のあった冷戦当時のソ連のイメージをうまく描き出し、荘厳な世界観を創出しています。それぞれの楽曲の完成度は高く、BGMのみならず単体の音楽としても聴き応えがあります。
ひとつだけ残念なのは、攻撃型原潜コノヴァロフが登場するシーンの音楽が収録されていないこと。劇中でも非常に印象に残ったスコアだったので収録してほしかったですね。
レッドオクトーバーを追え
このゲームはナメられている、それが私には不満だ。はたしてシューティングゲームに求められるのはスピーディーな爽快感だけなのか?いや、違う。この「レッドオクトーバーを追え」がそれを証明してくれている。つまり、潜水艦という極めて小回りの効かない兵器を操る特異な感覚、それ自体がプレイヤーを普段見慣れたありきたりな日常から解き放つ、いや正確には重く緊張をはらんだ海底戦闘の戦慄へといざなってくれるのだ。幸いこのゲームは水の抵抗を意識的に再現することに成功している。プレイヤーは適度な不自由さと、それを優秀な艦長として乗り越える、楽しげな「水中」感覚を味わうことができるだろう。もちろん「砲撃」という海戦ならではのスリリングな体験も3D面でぬかりなく押さえてあるし、巨大ダコとの死闘という潜水艦愛好者が夢見るツボ(いわゆるタコツボ)も深海水圧なみに押さえているから嬉しい。ただし、映画や原作は我々の任務とは別の任務だ。
レッド・オクトーバーを追え!アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
テンポの良さ、魅力的な配役、過度にハデな演出が無い故に得られる重厚なタッチ。ソ連が解体されて久しい現代に於いても古臭さを感じさせないストーリー、どれも素晴らしいです。
この作品の面白さは、米ソが直接的に対立するのではなく、一方的にソ連を悪役的に描いたりしていないところにあると思います。だからこそ、亡命という行為が単なる反逆ではなく、その背景も含めて物語りの主軸たり得るのだと思うのです。あくまでフィクションなので、多少ご都合主義的な部分もありますが、「ダイハード」のジョン・マクレーン、「プレデター」のダッチ・シェイファー少佐の如き超人は登場しないので、マンガチックにはなっていません。