千の風になって ちひろの空
以前ラジオにて、この「千の風になって」の詩を朗読で聞いた事がある。深夜ながら胸を打ちずっと心に残っていた詩だった。何より、原詩の作者が不詳という事実に驚いた記憶がある。あの時聴いた詩が、こんな素敵な本になっていたとは。感激。本との出会いはだから面白い。
いわさきちひろさんの絵は幼少期の頃から大好き。祖母宅に飾ってあり、絵本の中ではお気に入りの絵だった。安曇野ちひろ美術館も行った。ちひろさんの絵は、自分の幼少期に不思議とタイムスリップ出来る。ちひろさんが生前描いた素敵な絵に「千の風になって」の詩がやさしくマッチしている。新井満さんのあとがきも熱く胸に迫る。大切な誰かを亡くされた方。または悲嘆にくれている方。かけてあげる言葉が何も見つからない時、私はこの本を選ぶだろう。時に自身が受ける喪失感にも良質な本である。
祈り~ヘイリー・シングス・ジャパニーズ・ソングス ベスト(初回限定盤)(DVD付)
透明感のあるハイトーンボイスは言わずもがな この方の日本語の発音はとても素晴らしいです。(ライナーズノートでその理由の詳細は明らかになっていますが・・) 外国の方が日本語を歌う時はローマ字で覚えるのでしょうか?でも それでただ音を重ねていっても日本語に聞こえない事があるんですよね。(某有名歌手の日本語歌詞は聴いても全く理解できずスワヒリ語???とか思っちゃいました・・) この方は 日本語詞の意味や情感をしっかり理解してくれているんだなあと好感がもてます
青春とは
臆病な二十歳がいる既にして老人。
勇気ある六十歳がいる青春のまっただなか。
中高一貫して暗く、大学受験に失敗し、浪人生となり、がんばろうという意欲も起こらず、友達も無く、彼女も無く、夢も無く、なにもかも怖く嫌だった日々。この本に出会うまで、僕はこの詩の通り既にして「老人」でした。そして今はなんとかして「青春まっただなかの青年」になろうと頑張っています。