Girlfriend (Spec) (Spkg)
ジャケットを飾るTuesday Weldのポートレートが何とも愛らしいMatthew Sweetの懐かしの傑作アルバム,"Girlfriend"がリマスタリングによる音質向上が図られたレガシー・エディションで登場した。本CDのディスク1はオリジナル・アルバムの日本盤仕様と全く同一(ボーナス3曲)ながら,ディスク2は92年にプロモーション用に配布(一部ファンクラブを通じても流通したらしい)された"Goodfriend - Another Take on "Girlfriend"をそのまま収録したものであり,こちらは相当にレア度が高い。久々に再聴したオリジナル"Girlfriend"が傑作であることには間違いないし,"Goodfriend"の方も,自宅でのデモ録音,BBC出演時の演奏やライブを収めた演奏は大いに楽しめるもの。元BanglesのSusanna Hoffsと組んだ新作"Under the Covers, Vol. 1"でも,Neil YoungをカバーしたSweetであるが,ここに収められたYoung作"Cortez the Killer"でも,ほとんどYoungとCrazy Horseになりきっての演奏を繰り広げ,Neil Young好きを露にするSweetとバンドの面々が微笑ましい。
Modern Art
オリジナルフルレングスのスタジオ作としては「Sunshine Lies」以来3年ぶりとなる新作。
前作は割とハードエッジなロックアルバムだったが本作はアメリカンルーツ濃いルーツロックアルバム。
Matthew Sweetの大きな魅力はギターロック&ポップ、パンクポップ、ウェストコーストなカラフルサウンド、そしてキャッチーで艶やかなメロディ。
本作は、カントリーロック、サザンロック、カントリー&ブルースなトラディショナルアメリカンルーツや、UKサイケ、UKポップ等々なルーツを出した、比較的落ち着いたロック作。
個人的にはこれらルーツ色のあるアメリカーナは大好きだし、以前からMatthewの魅力として既存していたもの。
だから本作も悪いとは思わないが、もう少し各トラックのインパクトが強くても良かった。
ウェイン町山のLA秘宝 [DVD]
昔出てた「地獄のアメリカ観光」のDVD版といった感じの本作。
どんなガイドブックにも載ってないであろう
ロサンジェルスの「秘宝」なスポットが紹介されてます。
マニアな映画関係のお店、本屋、雑貨屋、有名人が眠る墓地
などなど、見たら絶対行きたくなるところばかりです。
コートニーラブも踊っていたストリップの店に行ってみたい!!!!
ただ1つ残念だったのは、ファビュラスバーカーボーイズの
バカ漫才が見れなかった点。
なので星1つ減点。
Time Capsule: The Best of Matthew Sweet
2000年リリースのマシュー初のベスト盤。といっても3rdの「ガールフレンド」から、99年発表の「イン・リヴァース」までの作品からチョイスしたものです。よって80年代にリリースされた作品からの曲はなく、90年代のマシューの活動における軌跡といえるでしょう。それがほば発表順に並べられています。ちなみにM7の“Devils~”はブレンダン・オブライエンによる「サン・オブ・オルタード・ビースト」からのリミックス・テイクとなっています。それに新たに新曲2曲追加された全18曲から構成されています。
やはり注目すべきはその2曲でしょう。プロデュースはガールフレンドと同じくフレッド・マーと共同で行なわれています。およそ9年ぶりという久々の来日となったサマソニ01ではそのうちのM18“So Far”が披露されていて、曲調としては、コーラスが心地よく伸びやかで清々しくいかにもマシューらしいナンバーだといえます。
例えばガールフレンドだと「ウィノナ」や「イヴァンジェリン」が入ってないとか、選曲的に多少の不満は人それぞれあるとは思うんですが、ここに収められている1曲1曲がエヴァーグリーンで時代に左右されない珠玉のメロディ集だということは間違いありません。
Under the Covers 1 (Dig)
バングルズは複数のヴォーカリストがかわりばんこに歌っていて飽きなかったが,バンド解散後,スザンナ・ホフスのソロは若干苦しかった。魅力的な声なんだけど,バラエティーに欠けた。しかし,マシューと組んだのは正解だ。時に甘く,時にやさしく,実に正しいポップスを聴かせてくれる。このコンビでもう1枚どうだろうか。